Nさんの手料理とワインの会に参加しました
昨年末に平野弥さんのワイン会でお逢いした方々と意気投合して実現しました
ワインリスト
- 生産者:シャトー・ド・フュイッセ
- クレマン・ド・ブルゴーニュ
- 生産者:ジャン・フルニエ
- 2005年 マルサネ・キュベ・サンチュルバン・ブラン
- 生産者:ファビアン・コシュ・ブイヨ(アラン・コシュ・ビズアール)
- 2005年 ピュリニー・モンラッシェ・ガレンヌ 1er
- 生産者: ドメーヌ・ド・クロ・サロモン
- 2009年 ジヴリー・クロ・サロモン 1er
- 生産者: ドメーヌ・リュシー・エ・オーギュスト・リニエ
- 2004年 モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ "キュベ・ロマン・リニエ"
- 生産者: ドメーヌ・コルディエ・ペール・エ・フィス
- 2006年 プイィ・フュイッセ・ジュリエット・ラ・グランデ
ここからは2次会
- 生産者:シモン・ビーズ
- 2002年 ピュリニー・モンラッシェ・ガレンヌ 1er
- 生産者:ジャン・ミシュロ
- 1993年 ムルソー
料理
- 胡桃とサワークリームのディップ
- オリーブとグリュイエールのスティック
- サーモンマリネ・菜の花付け合せ
- 生ハムの盛合わせ・グレープフルーツ添え
- サラダ・ニソワーズ
- ブッフ・ア・ラ・ブールギニョンヌ(牛バラ肉の赤ワイン煮)
- グラタン・ド・フィノア(ジャガイモのクリームグラタン)添え
- デザート・ホワイトチョコのムース イチゴとオレンジのコンフィチュール
日時
- 2012年2月5日
- 平野弥にて
NOTE:
寒い中実現しました。
それぞれが昨年末に初めて出逢って楽しい食事と美味しいワインに囲まれて、Nさんの料理話で盛り上がりトントン拍子でこの会を開催できることになりました。
前回と同じくとても楽しい一日でした。
スナップショットベースで(料理の)感想を。食事をしながらした会話は何気ことからお互いの事の小話など。
アミューズ的なパン
バケットにクルミとサワークリームのディップをつけて頂きました。このディップが美味しくてパンを最初からガツガツ食べてしまいました。私的にこの日のマイヒット。
泡を合わせたのですが、この泡はたぶん3回目の体験。このボトルは少し香りにちょっと癖があるなぁと感じました。嫌な感じというわけじゃないんですけど何か鼻にひっかかる印象。とはいったものの美味しい泡ですぐに飲み干しました。
アミューズその2
シンプルに串刺し。グリュエールはやや新し目(だと思います)でした。
これには私からの差し入れのフルニエのマルサネ・ブラン。最新のリリースヴィンテージから5世代前の2005年。以前に飲んで意外と美味しいなと思って買ったもの。
いい感じで熟成が進んでいて美味しかったです。香りがとても開いていて軽めのナッツのような熟成香と花系の華やかな感じが混ざっている感じでした。香りだけで嗅いでいてもいいくらい。
味は各要素が弱めでしたが時間をかけてゆっくり飲むとしみじみと満足できるタイプ。こちらもスルスルとはいっちゃいました。こういうワインを8年くらい熟成させて回していけるようストックしたいなぁと改めて感じました。
また、少し自分で成長したなと感じた所は、美味しいけどこの内容と酒質だと次のワインで後戻りできない差があると予測できた事。皆さんにボトルに残っていた分も飲みきって頂きました。
オードブル
力作です。サーモンは宮城産で1本から下ごしらえされたそう。付け合わせの菜の花が相性ぴったりでもう完璧。この時点で趣味のレベルからレストランやビストロで出されていても良いと思える手のこみよう。
生ハムもイタリアの厳選されたものらしく、美味しかったです。
これらに合わせるのが、コシュ・ブイヨのガレンヌ。2005ビンテージの白は飲み頃にさしかかってきましたね。フルニエのマルサネ・ブランと比べると酒質が2〜3段階くらい違いました。純粋に香りもよくて美味しく、料理も活かしてくれました。本日のベストブラン。
サラダ
オリジナルドレッシングがかかって美味しかったです。ドイツでは一人これくらいのボールででてくるそうです。
次の前座のワインとしてクロ・サロモンが登場したんだけど、ちょっとかわいそうでした。というのも、閉じていて以前に飲んだ2008とは随分印象が違います。タンニンも強めでここまで違うのかと思ってしまうくらい。一つ前の白が飲み頃がバッチリで開いていたから相対的に...
メインの肉料理
牛バラ肉を赤ワインで煮たもの。水はいっさい使わずブイヨンとフォンドボー(だったと思います)で前日から仕込まれた一品。ブイヨンとフォンドボーは業務用のものをこの日の為に仕入れて頂いたみたいで、準備に手がかかっていて感心するばかりました。ソースに使うワインは良すぎると逆にバランスが難しくなるので、チリワインとブルゴーニュワインを使ったそうです。
これに合わせるワインが、メインのモレ・サンドニのプルミエクリュ。2004年でキュベ・ロマン・リニエと言えば、もう歴史に残るくらいのあれですね。あれ。今2004年のワインが美味しくなってきているようで、このワインだけはすぐに決まったそうです。
色も少しレンガがかって色で熟成感もでてとても美味しかったです。今更ながらもう少し印象に残った事はメモとっておいてもよかったなーと...
デザート
パティシエ?綺麗に3層分かれていて、ムースもゼリーもおいしかった。
ジュリエット・ラ・グランデは熟成してきて安定度が高くて美味しい。甘口ワインの部類なんですど、余韻が短い甘さでした。品があるというのか、単体でデザートになりきれないワイン。そんな感じです。
2次会
今日はもう少し飲めるので、そのまま「追加でもう一本あけたいのですが」と言ってレコメンドして頂いた1本。レアものです。
かくかく然々でラベルが剥げちゃっている謎のボトル。中身はシモン・ビーズのガレンヌ。今日飲んだコシュ・ブイヨと比較するのにもいいし、モレサンドニの印象が残っている中だと赤は相当いいモノじゃないとキツイということでしたので、これに。
コシュ・ブイヨの方が格が一つ上に感じるくらいの差がありました。でも、これはこれで美味しい。レア度の方が中身を勝っている感じ。比較すると面白いモノですね!
最後に帰りがけに既に開いていたボトルを試飲させて頂きました。3日ほど経っている93ムルソー。古酒のニュアンスが出始めていて、古酒好きにはよさそう。悪くはないけど良くもない。このボトルがバランスがとれていないだけで、たまにはこんなのも飲みたいなーと思える1本でした。
最後に
今回は「美味しかった」というフレーズを連発してしまいました。
ということで、次も楽しい会が開催できる事楽しみにしています!
ワイン会でDRCの古酒ロマネ・サン・ヴィヴァン1974の3Lボトルを飲んだ
ワイン会でDRCの古酒でしかも3Lボトルという貴重なワインを飲むという体験をしました
ワインリスト
日時
- 2012年1月8日
- 平野弥にて
NOTE:
平野弥さんの1周年記念&テラスお披露目のワイン会に参加してきました。
今回振る舞われるワインがびっくりのDRCの古酒。DRCは過去エントリーでも触れていますが偽物の数が半端なく多く、値段も希少価値から飛び抜けて高く、しかも状態が良いものとなるとお目にかかるのはかなり難しいです。
今回は、平野弥さんが兼ねてからストックしていたというボトルのようです
- 流通経路
- ワインの状態
の2点は信頼できます。年代物なのでブショネや雑菌などは当たるも八卦当たらぬも八卦という感じですが、熱劣化に関してはまず大丈夫でしょう。
そして、もう一個大事な事。それはこのボトルがリコルクされていないという事なんです。マグナム(1.5L)は通常のフルボトル(750ML)に比べ熟成カーブが緩やかで熟成後は同じ状態でもより美味しいと言われていますが、ジュロボアム(3000L)はさらに期待が持てます。
というところで、基本情報はこのあたりでロマネ・サンヴィヴァンの感想はのちほど。
自社輸入のデイリーワイン's
価格が3,000円前後までのブルゴーニュワインとしては日常的に飲むようなレンジがリストアップです。
このワインのほぼ全てを1度は飲んだ事はありましたが、体調が万全ではなかったこともあってか幾つかのワインがいつもより美味しく感じませんでした(まずいというわけではなく)。
泡は駆けつけ一杯には美味しかったです。真冬ながらお天気が良かったのでテラスの中はポカポカしていましたので夏でも冬でも泡は良いですね!同一銘柄が複数本あったのですがあるボトルでは左記泡が若干のブショネでグラスに臭いが移るのが嫌で回収されている様子もありました。*1
次にサン・ヴェランです。同じものを3〜4週間前に自宅で飲んでいます。その時はワインに厚みや濃さやジューシーさはなかったのですが、小さい次元でこじんまりまとまっていて美味しかったのです。それに比べ、当日の私が飲んだボトルは少しバランスが崩れていて、ワインの弱さが目立って「うっはー、うめぇ」というインスピレーションはなかったです。体調が万全ではなかったのでそれが影響していたのかなーと飲みながら思っていました。(大事なことなので2回言いました)
続いて、コルディエのワインです。2010も何度も2009に比べてこんなもんじゃないだろう... と感じました。フレッシュさに加えて果実実溢れるパワーがないのです。2009というヴィンテージの影響をもろに受けていたんですかね。2009で良い面にでたところが2010になかったとか... ボジョレーはやや冷やし気味で抜栓直後のものです。さわやかで期待値の内容。次のボトルもあるのでさくっと進んでしまいました。
さぁ残り2生産者です。一つはジャン・フルニエ、もう一つはラモネ。ACブルゴーニュ同士で比べてみるとジャン・フルニエの方が圧倒的に濃い。一方ラモネは今が一回目の飲み頃なのか香りもよくてすごく美味しい状態でした。このラモネに比べられて少しフルニエのワインがかわいそうな気がしました。
デイリーワイン感想まとめ
- 白はいつもより本領発揮できていなかった(気がする)
- デイリーワインではラモネが一番印象に残った
- が... 2時間後思わぬ所で大逆転のサプライズ(後ろの方に書いています)
- この値段なら全部納得はできる内容
前座の古酒ムルソー・ペリエール
歓談と飲食が進む中1時間くらいしたところで、前座のワインとしてムルソー・ペリエール1984がデキャンタージュされた状態で提供されました。色は黄金色。記憶では同じロットのワインを過去に2度は飲んだ事があり記憶を呼び起こすとちょうど1年前の年末。「もうピークアウトしている」と感じたと記録に残してありました。その時は同じ時に飲んだ同一ヴィンテージのモンラッシェと比べたから印象の分が悪かったのかもしれません。今回も、ピークアウトしているという印象は変わらず、酸とアルコールの支えはまだ残っているけど糖が抜けきってしまっていて、ワインのスケールとしては少し残念な感じでした。ただ、明らかに10年〜15年のワインでは感じる事ができない領域で、古酒と呼ぶにふさわしい液体となっていました。こういうワインは好みにとても左右されるので、好きな人とそうでない人がいました。2つのデキャンタを飲み比べ「私はこっちのデキャンタに入っている方が好き」「自分はこっちだなー」と分かれた意見が飛び交っていました。
DRCのロマネ・サン・ヴィヴァン
ついにきました。もう注ぐだけで会場がざわつきます。カメラの数も多かったです。色がオレンジでほんのりした香り。香りが非常に弱くこちらもピークアウトしています。2杯頂きました。1回目は巡回して注いだ上部〜中部。2回目は1巡して余った檻を含んでいるかもしれない下部。
色や香りや味は全体的に薄くなっているのですが、それが水っぽいのかというとそれは違います。紹興酒の系統に近い味わいなのですが、なんとも言いがたいのですが雑味がほとんどなくクリーンで喉を通り過ぎていく液体と化していました。こちらもグラン・ヴァンでスケールが大きいと感じたであろう時期はとうに過ぎ、私が普段飲んでいるワインという液体とは別次元の液体でした。また、ネゴシアンのデイリーなオールドヴィンテージに感じる衰退した液体とも別です。
比べ物になるかわからないのですが、1976年のクロ・サン・ジャックを飲んだ時はここまで深くは感じませんでしたし、それは普段自分が飲んでいるワインの延長にいました。一方、このワインはDRCという事が念頭にあったからかもしれませんが、脳と雰囲気でワインという形の別の物を飲んでいた気がします。
(記憶を記録する為に単純な美味しさで言えば、去年飲んだ1989年のボーカステルの方が美味しかったかも。えっ!?)
DRCはたった1〜2杯飲んでわかるようなもんじゃないですねw
DRCロマネ・サンヴィヴァンの感想まとめ
- 古酒の次元が違いすぎる
- 飛び抜けて美味しかったか?というとそうでもない
- 下部も澱が混ざっていなくて美味しかった
- 84のペリエールがあったことでとても良い比較ができた
- DRC3Lボトルのサーブを見るだけでも価値があったw
- いつかフルボトルとまではいかなくても、それなりの量を変化を味わって飲めればいいなぁ
- 自分で買うとしても記念や思い出と引き換えなら価値はあると思った
まとめのまとめ
- 楽しい会でした
- 貴重な体験ができました
- 普段とは違う雰囲気が味わえました(DRCはどんな飲み手でも「おぉ〜」となる)
- みなさんワインが好きなんだなーと実感しました
- 料理は立食で鴨や牛ほほ肉赤ワイン煮やピクルスやラザニアなど頂きました。美味しかったです。
- 2時間経った時のロゼがやたら美味しくなっていてびっくり!!
- DRCを飲む直前に2回もおかわりしてしまった...
- たぶん今日一番本領発揮したワイン。
デイリーワインでも希少価値の高いワインでも集まる人や場所や雰囲気によって楽しい場になる事は変わりない。
とても良い時間を過ごせました。すてきな会を開いてくださった平野弥さん、しゃべってくださった皆さんどうもありがとうございました。
*1:ブショネセンサーが発動されてすごい!!
死ぬまでに飲むべきワインのひとつを飲んだ
色々とあるなかでこのワインは飲んでみたいと思っていました
NOTE:
飲むきっかけとなったのは、会社同僚から「シャンパーニュのワインをお祝いに贈りたいのでお薦めってなんですか?」と聞かれた事。私自身シャンパーニュという括りではこだわって泡ものは飲んでなかったので、こういうモノがありますよくらいでしかお薦めできませんでした。
予算と質を聞いて最終的に自分なら飲んだ事ないけどKrugをおくるかなーという話をしたら、「じゃあ、それにします」となり、「飲んだ事ないのをここ一番で贈るのはねー」「じゃあ割り勘で飲んでみよう!」という話になって、Krugをお試しで飲む事になりました。
開けた当初はKrugの特徴は身を潜めていて他の泡と比べ劇的な違いは感じにくかったのですが、30分〜1時間くらい経った頃には熟成感からくる燻した栗系の香りがグラスを支配していました。泡はとても細かくて比較すると明らかに別カテゴリのレンジのワインだなぁと感心しました。泡も繊細で飲み口も良かったです。
メゾン系のシャンパンに心配しがちなコストパフォーマンスですが、この内容なら値段に見合っていて納得できます。いつかまた飲む日がきっと来るといいな :)
最後に他の泡について。Krugとの比較対象としたかったので持ち寄りで2本追加となりましたが、全て美味しくボトルが底をつきたことを書き残しておきます。人数分でお腹いっぱいKrugも他の泡も楽しむ事ができました。
同僚と会社でボーカステル88などを飲んだ
最近ワインにはまっている同僚が遠方から職場にきたので飲みました
ワインリスト
- 生産者:シャトー・ド・ボーカステル
- 1988年 シャトー・ヌフ・デュ・パプ
- 生産者:ヴァンサン・ドーヴィサ
- 2007年 プティ・シャブリ
NOTE:
体調を崩していたり、週末になにかしら予定がはいっていたので久しぶりのワインです。
このワインをあけるきっかけは些細なもので
同僚:「出張でそちらにいきます」
私:「飲みの予定はいっている?」
同僚:「まだ」
私:「じゃあ、ワイン飲む?」
同僚:「いいですねー」
私:「自宅のセラーに転がっているやつもってきます」
同僚:「やった」
こんな感じで話が進んで、会社で酒盛りをやりました。
会社で飲むと飛び入り参加の人もいるので、3本持っていったのですが今回は2本で足りました。:)
熟成させたボーカステルは美味しいと聞いていたのですが、噂通りの素晴らしさ。ボルドーのグランヴァンと比べても(一緒に飲んだ訳ではないですが)クオリティレベルに遜色がないように感じました。1時間程たった頃の余韻の広がり方がすごいかったです。購入価格に見合った品質でリピートしたくなってしまうインパクト。美味しいワインと楽しい会話は幸せなひとときでした。
もう一本のシャブリは今年の始めに飲んだものと同じロットなのですが、ワインに落ち着きがでてきたのかすごく美味しくなっていました。前回の印象は「酸っぱくてフラット」だったのが、今回のボトルは「酸が強めのジューシーな白」という好みのスタイルに変貌。格でいうとボーカステルとは数段階も違うのに一緒に飲んでも見劣りしませんでした。
総括
- ワインを外に持ち出してふるまう時にすべらないモノを持っていくの大事
- 時には冒険も必要
- セラー的に
- プティシャブリあと数本買っておけば良かった
- 普通のシャブリでもいいわけなんですが…
- 我が家のリビングのセラーの中も少し空きがでてきたのでそろそろ補充と整理をしたい
- プティシャブリあと数本買っておけば良かった
色々と過ごしやすい季節になってきたので、バシバシワインをあけているといいなぁ。
たった二人で子供誕生を祝う最高のワイン会を開催した
帰省に合わせて地元のワイン友達と(とその家族で)子供誕生を最高*1のワインで祝いました。
ワインリスト(抜栓順)
NOTE:
先週の日曜日。やってきましたこの日が。
子供が産まれてから数ヶ月、本当に特別なワインで祝う日が…
一緒に飲む方は私がワインを好きになった若い頃、よく一緒に飲んでいた師匠かつワイン友の方。色んなことを教えていただき、楽しい時間を過ごしたいい思い出がいっぱいあります。帰省にあわせ「私の子供が産まれてあけたいワインがあるので一緒に飲んでください」と連絡を入れ、実現しました。ムートンのオールドヴィンテージを飲むことを伝え、そのお供にドーヴネも出しますと連絡。私の地元にあるワインは引っ越すときに250本級のセラーをこの方に譲り、中身を預かってもらっているのです。
ですので、ワインを移動する心配もなく2週間前に立てておくという事も「ダイニングのペルチェセラーに移して立てておくよ」と阿吽の呼吸のごとく計画と物事が進みました。料理は用意してくださるので「リクエストは?」と聞かれたので、「クリームソース料理と焼いた肉を」とだけ伝えたのですが、「ドーヴネにクリームソースでムートンに肉ね」と返され、「Yes」と答えればよいだけという話のすすみよう。
そして当日でてきた料理とワインの順序がこれ
料理&ワイン
感想の箇条書き
色々と文章にするのは面倒なので感想を箇条書きで。 :)
- シャンパーニュ
- 後半の事を考えて泡は1杯だけいただいた。美味しかったけど、過去の経験から学んだペース配分が後になって活きた!
- ドーヴネ
- 温度低めから飲んだ
- 香りは最初からたっていたけど、ワインが縮こまって閉じていた
- 時間の経過と温度上昇と供に開いてきた。過去に飲んだドーヴネで一番インパクト&スケールが小さかった
- 中途半端な時期なのかも。薄くさえ感じ、2003の良さがでていなかった。
- 2日目に飲んだが断然よくなって開いた。ドーヴネ香ムンムン。中身も過去に飲んだドーヴネのイメージとピッタリな状態になっていた。
- ムートン
- 酸もタンニンもいきていた。
- スケールは小さいけど、普通に美味しかった。
- 2人で1本あけた
- 2〜3時間くらいでピークになって美味しくなったのに、悲しい事にその頃には底の1/4程度しか残っていなかった。
- 話が進む進む(ワインの事とか日常の話まで)
- 肉とブルーチーズ両方ともあった
- ステーキめちゃうま。横浜やレストランで食べるのと同等以上に美味しい。
- 焼き方こっていてフランペしたり、熱を通したレアで技術力あり過ぎw
- ソースも手作りでパンに付けても美味しく、パンをつけて皿はピカピカw
- ラマルシュ
- スロースターターでオーソドックスなブルゴーニュ
- 値段なりのパフォーマンス
- 一流生産者のレベルには達していない
- シャルツホーフベルガー
- 93なのに琥珀色
- コルクがぼろぼろ
- ハーフボトルなのに重さが半端ない。エキス分がすごい。
- すごくうまい。酸の支えはまだまだいける。今飲んでも十分美味しい。
- これ飲んだら、もう後戻りはできない
- 試しにグラスに少し残っていたドーヴネ飲んだら霞んでしまった
- これは口の後味の問題でクオリティだけが影響するするわけではない
- 試しにグラスに少し残っていたドーヴネ飲んだら霞んでしまった
- これ飲んだら、もう後戻りはできない
今日のまとめ
楽しい6時間でした。たった二人(と家族)で6時間かけてこれだけの素晴らしいワインを飲み、楽しい会話、おいしい食事をできたことはワイン飲みにとってこれ以上の幸せはありません。彼の奥さんはこういいました。「こういう日があってもいいんじゃない?」と。ワインの総金額を言ってしまうと、人によってはひと月の稼ぎに値するような額です。*4それでも、こういう時間を過ごす為に、毎日の積み重ねと思い出というものがあるんだなぁと。
- こういう日があってもいいぢゃない
- 年をとるのは悲しい事だけではない
- 早死にできないw
- 飲んだ量は約1.5本
少しだけ試飲会ワインを飲んだ
5種類だけ試飲させて頂きました。
ワインリスト
- 生産者:フランソワ・ミクルスキー
- 2007年 ムルソー・ポリュゾ・プルミエ・クリュ
- 生産者:ルイ・カリヨン
- 2008年 ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・シャン・カネ
- 生産者:トロ・ボー
- 2008年 ショレイ・レ・ボーヌ
- 生産者:ドニ・モルテ
- 2008年 ジュヴレ・シャンベルタン・村名
- 2008年 ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ
NOTE:
週末に試飲会とは別件でお店に寄ったのですが、新入荷ワインをお試しで試飲できるワインイベントが開催されていたので、予定が後にも入っていた為「少量でお願いします」とお願いしてから試飲をさせて頂きました。
白から順に。ミクルスキーは2008年からスタイルがかわったそうで試飲リストにもあったのですが、2007年を選びました。カリヨンのシャン・カネと比べると個性の違いは感じられ、カリヨンの方が尖っている印象。スケールの大きさは感じるものの双方ともまだまだ飲み頃じゃないなぁと。購入したシャン・カネはあと5年くらいは飲まないでおいた方がよさげ。
続いて、赤。
トロ・ボーいいですよー。これで3000円前後の価格帯とは。これも数本購入しました。後に飲んだドニ・モルテと比べても、大きく見劣りしませんでした。ドニ・モルテの2本は白同様スケールは感じるものの「あぁ新しいヴィンテージだな」と。
ドニ・モルテは渋味が第一インパクトとして来るので好みが分かれるんだそうです。スタイルの違いを楽しむのが今のブルゴーニュワインを楽しむってことなのかも。
それらしい感想を数日前に書いたのですが、下書きが消えてしまっていたのでお茶を濁すような記録として、書き直しました。がっくり…
今年最後のワインは「モンラッシェ」で締め!!
今年最後のワインはあの「モンラッシェ」と鹿肉で締めました
ワインリスト*1
NOTE:
大晦日、今年最後の日締めるワインをどうするか悩やみますよね?そんな日に丹沢鹿の会のお誘いがあったので、ほいほいと参加させて頂きました。
料理は全てが参加者の持ち寄りで、ワインは予算を決めて料理に合わせて用意して頂きました。ミッシェル・グロは私からの差し入れ。
丹沢の鹿がメインだったのですが、最初はオードブル的な扱いで集まった「生ハム・生ベーコンとセミドライトマトのベビリーフ添え」と「ゴルゴンゾーラのマカロニサラダ」で頂きました。丹沢の鹿をローストでいただいたのですが、これが美味しかったです!!ロースやモモやタンなど様々な部位があったのですが、デミグラスとベリーのソースで頂いたのですが美味しかったです・・・ メンバーが揃ってシャンパーニュで乾杯。その後、蝦夷鹿のローストを作って頂き、私からの差し入れのワインを空けました。ワインのコルクをまた折ってしまい、撃沈しました。ワインはブラインドで出したのですが、さすが皆さん「ヴォーヌ・ロマネっぽい」や「クラシックな作り」など的確なコメント。ミッシェル・グロの要点をついてます。「最近のブルゴーニュワインの流行としては甘さを前面に出しているけど、そうじゃないつくりだね。」とのこと。
その後は、ピザやパンやキャロットやダイコンと豆のオイリーな和え物(?)などと一緒に、ムルソー・ペリエールやモンラッシェなどを頂きました。ムルソーはもう完熟していて熟成の第3段階くらいのレベルまで達していて、ピークアウト手前の状態でした。モンラッシェはまだピークアウトしていなくてまだこれから甘味が出てくるような印象。香りをもっとゆっくり味わいたかったのですが、時間も迫ってくる中いただきました。なんだろうネゴシアンものといえどモンラッシェ。ムルソーペリエールとは違った領域でした。両方のワインとも一度飲んだ事があるワインでしたが、こういう年代のいい状態のワインを今楽しめるということの大切さ。これからワインを買う時に希少性やスケールだけで求めるのではなくて、5,000円レベルのワインでいいので複数本求めて、かわりゆく熟成を楽しむべきという事を改めて実感しました。*2
ガングロフはまだ若くてもっと熟成させて飲んだらすごく美味しくなるんだろうなーという印象。でも、今飲んでも美味しかったです。
今年はたくさんワイン会にも参加させて頂き、いろんな体験ができました。愛好家として自分がこれからどういう風にワインと向き合って付き合っていけばいいのかとうことや、単純にワインが好きで、肩ひじを張らずにどんなワインにも対しても対峙できる気持ちの余裕を持つ事ができました。来年、再来年どんなワインを飲む機会があるかわかりませんが、一期一会で楽しんでいきたいと思います。今年が10年以上ワインを飲んできた中で一番心のステップアップができたなーと。
来年は家庭の都合上ワイン会に参加させていただく機会は減るかと思いますが、違った意味で成長を楽しめればと思います!!
みなさん、今年は大変お世話になりました。来年もよろしくお願い致します。