パス・トゥ・グラン3連続祭りを締めくくるティエリー・モルテ
最後のワインはちょっとコケぎみでした
WINE
- ビンテージ:2011
- 生産者:ドメーヌ・ティエリー・モルテ
- 産地:ブルゴーニュ広域
- 銘柄:パス・トゥ・グラン
日時
- 2016年4月24日(19時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
先日飲んだのはアラン・ユドロ・ノエラのパス・トゥ・グラン2011、そして、もう一つ前が、ジャイエ・ジルのパス・トゥ・グラン2002でした。
感覚を忘れないうちにあけてはみたものの、お店コメントから聞く前評判とは違いティエリー・モルテは無味乾燥的なワインでした。
あけた瞬間に還元臭的なモワッとした香りがして、その後はブルゴーニュの赤ワインからイメージする一般的な香りになったのですが、少し嫌な予感がしました。
飲んでみると、ユドロ・ノエラと比べてしまうからか野暮ったさが目立ち暗いワインで、果実味が乏しく感じます。口に含んで味覚を使って感じ取ろうとしても、やや粗目のタンニンを最後に余韻も拡がりなく寸断されてしまいます。
こちらから探しに行っても何も見つからなく、やっぱりひと言でいうと無味乾燥という言葉が似合っています。渋めなのに薄いワインでストラクチャが定まっていなく、旨味自体が足りなさすぎて、残念ながら普段飲みのブルゴーニュ赤ワインとして満足できませんでした。
個人的に苦手なタイプの典型なだけかもしれませんが、前者2つの生産者のパス・トゥ・グランには及ばず...
あっ、でも、一つだけ面白い事がありました。コルクが合成コルクだったのですが、上下それぞれ5mmくらいでサンドイッチな感じで普通のコルクで挟まっている見た事ないタイプだったのです。これだと合成コルクがワインに与える影響を最小限にできそうですが、逆に生産コストがあがらないのかなぁ?といらぬ心配をしてみたり・・・(笑)
最後の1本を飲んで、パス・トゥ・グラン祭りも終える事ができるので、次は飲みたいワインを飲もうっと!!
アラン・ユドロ・ノエラのパス・トゥ・グランはみごと
何本か買っておけばよかったなぁ...
WINE
- ビンテージ:2011
- 生産者:ドメーヌ・アラン・ユドロ・ノエラ
- 産地:ブルゴーニュ広域
- 銘柄:パス・トゥ・グラン
日時
- 2016年4月18日(18時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
先日飲んだジャイエ・ジルのパス・トゥ・グランと比べてどうなのか?と思ってあけてみました。
バックビンテージが出回っていて安かった事もあってジャイエ・ジルを買ったついでに買った物だが、これが予想外に美味しくてびっくりです。
軽やかなブルゴーニュワインでジャイエ・ジルとタイプは全く違うのですが、こちらワインの方が断然好みですごく美味しかったです。「ガメイが入っているかわからない」という言い方は褒め言葉ではないと思うのですが、野暮ったさがなくてスルスルと飲めます。
2日目にはやや酸が立ってきてバランスを崩し気味でしたが、1日目はばっちりでした。
あと1本別の生産者のパス・トゥ・グランがあるので、週末にでも連続してあけてしまおう。
5年経つとブルゴーニュワインは閉じてくるのか?
ピークの波の差が激しくなってきました
WINE:
- ビンテージ:2011
- 生産者:ダニエル・バロー
- 産地:マコン・シャトレ
- 畑:ラ・ピエール・ポリー
日時
- 2016年4月10日(20時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
そろそろ5年、フレッシュだった果実味がなくなってきたワインがではじめています。このワインもそんなワインです。
2年くらい前に飲んだルイ・シュニュのサヴィニー・ブランで感じた感覚に似ています。フラットスポットができてしまったような旨味が感じられない。アン・ビュランも一本目は駄目だったので、こういう時期って難しいのかなぁ。
2日目と3日目は徐々に良さがでてきたので、後数年待ってもいいのかもしれません。自宅に移動させてからすぐに飲んでしまったというのもあるかもしれなく、残りの数本は数年後に飲んで違いをみてみよう。
ラム・チョップのローストにジャイエ・ジルのオート・コートがバッチリ合った
バルサミコ・ソースにも使って、あっという間に1本を開けてしまいました。
WINE
- ビンテージ:2011
- 生産者:ドメーヌ・ジャイエ・ジル
- 産地:オート・コート・ド・ニュイ
日時
- 2016年4月3日(18時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
我が家全員が大好きなラムチョップのロースト。ブルゴーニュワインでマリアージュするとしたら、こういうタイプのワインがよいんだろうというイメージ通り。ソース作りから自分でやりました。今回は過去1番の出来だったので今後の為にレシピを残しておこうと思います。
このジャイエ・ジルのワインは飛び抜けてワイン単品として惹きつける何かがあるわけではないのですが、こういった料理と合わせた時にはとても美味しくて、アルローやユベール・リニエなどのシルキーなワインとは違った魅力を感じました。
あまり称賛の言葉を載せると逆に微妙になるので、今年のベスト5に入るくらいの良さ(マリアージュ的な側面が高い)だったということにしておこう。幸いこのオート・コート・ド・ニュイとボーヌをまだ何本が所有しているので、これからも使い勝手よさそうなこのワインを楽しめるのでいい気分!
レシピ:
1. じゃがいもは電子レンジで柔らかくしておき、次に時間がかかるので最初にオーブンを250度に余熱準備しておきます。
2. ラムチョップは最初に塩・胡椒で下味をつけ、フライパンで中火〜強火で中は半生程度に焦げ目を入れ下準備しておきます。
3. オーブン皿にアルミホイルを巻きハケでオリーブオイルを塗ります。マッシュルームは半分に、野菜を適当なサイズに切ります。塩とクレイジーソルトのようなものを全体にかけて(ハーブがあればそちらの方がよい)野菜などにも下味を調整します。
4. 30分程度オーブンで焼きます。
雑ですがこんな感じで完成。
ラムチョップは脂がでやすく、野菜と混ざるとあまり美味しくないのでセパレートできるとよさげです。
- 材料
- ラムチョップ(骨付き羊肉):9本
- じゃがいも:3個
- プチトマト:1パック(10〜15個程度)
- マッシュルーム:1パック(10個定度)
- たまねぎ:1/2個
ソース:
煮詰めると蒸発していってしまうので少し液体系の量の比率を多めにしても良いかもしれません。実際私はつぎ足しました。
手順
1. ニンニクみじん切りにして、焦げ付かないように僅かなオリーブオイルで火をいれ香り出しをします。
2. 続いて、バルサミコ酢と赤ワインを弱火で煮詰め、醤油、ハチミツ、砂糖を入れて数分煮詰めていきます。
3. 最後容器に映す直前にバターを入れて軽く煮詰めます。
オリーブオイルで最初にニンニクに火を入れましたが、もしかしたらバターを最後ではなく最初に投入しバターでニンニクの火をいれてもいいかもしれません。
ヴィンテージの違いがハッキリとわかるコルディエのロゼワイン
お気に入りのヴィンテージとの差は大きいです
日時
- 2016年3月27日(19時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
2009年ビンテージはお気に入りで、自宅では4回あけていました。外に持参したりワイン会の経験を含めれば、倍くらいは飲んでいるはず。2011年は如何に。
2009年分の感想
2011年は2009年にあった果実味が弱く酒質はドライで余韻短め。ここまで違うのかと思わせるくらいタイプが違い、ヴィンテージの穏健ってあるんだなと感じました。酒質と余韻が長かったあたりが特に2009年の相性というか穏健を受けていたのかも。1年半くらいまえに2011年ビンテージも飲んでいますが印象は同じです。
値段を考えれば満足いくクオリティなので、また買い増したり違うヴィンテージになっても買いたいです。
子供の生まれ年のジャン・フルニエ・クロ・デュ・ロワを楽しんだ
まとめ買いしたので数年〜十数年にわたって楽しんでいきたいと思います
WINE:
- ビンテージ:2011
- 生産者:ドメーヌ・ジャン・フルニエ
- 産地:マルサネ
- 銘柄:クロ・デュ・ロワ
日時
- 2016年3月18日(20時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
1年前半も美味しかったけど今回もばっちり。
まとめ買いした1本目です。5年目にさしかかろうかというところ。
ジャン・フルニエはリリース当初から美味しく飲めるので新しいヴィンテージを飲む機会が多いのですが、数年かけて飲んでいくとどうなるかというのは本当に楽しみ。
熟成感はまだでていないけど澱が少しではじめています。光をとおしても液体がクリアで飲んでもアシッドさはありません。
開けてすぐにおいしかった、開けたての14度くらいだとまだ本領発揮とはいきません。1〜2時間経った所で美味しさのピークがやってきたのですが、ここで子供の寝かしつけと重なってしまい、ピークの入りかけの時に1口飲んだ所で1日目が終了してしまいました。
ワインとして純粋に美味しくて数年先にはもっと美味しくなりそうです。
2日目は1日目の終盤に比べるとピークは過ぎてしまいましたが、美味しくてあっという間にボトルがあいてしまうことに...
グラスの違いも比較してみましたが、ぞれぞれのグラスで顕著に差がでました。
- シュピゲラウ・ハンドメイド・ブルゴーニュグラス(大振りのリーデルのソムリエシリーズと同等)
- シュピゲラウの大振りのグラスだと味・香りとも散漫になり現時点では、マイナス方向に作用しています。
- ロブマイヤー・ブルゴーニュグラス
- 口当たりと滑らかさがよく、味わって飲むならこれが一番良かったです。
- ロブマイヤー・バレリーナ3
- 香りがとりやすく飲み続けたい場合はこれでした。
最近は、うちの子供はというと下品な言葉を聞くとゲラゲラ笑っていたり、ひらがなが読めるようになってきたり、大人とそう変わらないレベルで日常的な会話のやりとりをできるようになってきました。まだ一人で寝る事ができず寝かしつけは必要ですが、1年前と比べると大きく成長を感じます。
九州からのゲストを囲んでの新着シャンパーニュとアルザスワイン試飲会に参加しました
持ち込みワインを含め、合計20本くらいあけて頂きました。圧巻です。
料理
もちよりの料理も美味しいモノがたくさんで、私はパンとパテとキッシュを持参しました。
日時
- 2016年2月5日
- 平野弥にて
NOTE:
急遽ワイン会のお誘いをいただき、輸入を楽しみにしていたアルザスワインも出るという事でなんとか家族調整をして、参加させていただきました。参加条件として
- 「飲み過ぎない事」
- 「早めに帰ってくる事」
- 「帰ってからの子供の寝かしつけまでの育児」
を申し付けられ、アルコール量を少なめにする事を心がけました。こういう時に限って大量に美味しいワインがでているんですよね。少量ずつ頂いたのですが、量的にどうしても一本にゆっくり向き合うことができず、消化不良。
サービス違い(冷やし方の方法や温度の違い)で2本あけていただいたシャンパンが幾つかあって面白い試みでした。参会者の方々もより高い次元を追求されているようで、話しや感想を聞いているだけでも楽しいです。
感想
箇条書きで簡単に。
- プネのWelcomeシャンパンとして当初のリスト外で2本比較試飲で出して頂いたモノ2本目が美味しかった
- 特に終盤までこのワインは美味しかったと感じたのは喉の渇きも相乗効果としてあったのかもしれない
- アンドレ・ロベールはグラン・クリュになると段違いに美味しく感じた
- 泡は温度を氷水などで急激に冷やしてしまうと閉じた感じになってしまい残念(比べなければ気づかないのでしょうが)
- 通常セラー温度だと特徴が感じられるがもう少し冷やした方が美味しく感じられると思ってしまう
- 外気や低めに設定したセラーで徐々に温度を冷やすのがお勧め
- ワリス・ユベールの泡は他と比べると心が躍らなかった
- ショフィットは作りや香りに化粧っぽさがなくて好みだった
- グランクリュは甘口の領域で2011のランゲン・クロ・サン・テオバール美味しかった
- エシェゾーは子供の生まれ年という事もあって期待したが期待を越えれなかった
- 作りが一世代前のモダンで甘くなくドライなタイプ
- 温度と抜栓直後ということもあってタンニンが口いっぱいに広がり最初の1杯だけではわからない
- 購入済みの1本は15年位先にあけよう...
- デュガは安定のクオリティ
- リリース直後はこんなに静かなのに熟成した後はあんなに華やかになるという所がすごい
3時間程度でしたが、とても密度が濃かったワイン会でした。また、家庭調整をしてこういうワイン会に参加したいです!
ご一緒させていただいた皆様お疲れさまでした、そしてどうもありがとうございました。