ステーキに合わせてユベール・リニエのジュヴレ・シャンベルタンを
実はこのワイン子供の誕生日パーティーに開ける予定のワインでした・・・
WINE:
- ビンテージ:2011
- 生産者:ユベール・リニエ
- 産地:ジュヴレ・シャンベルタン
日時
- 2016年6月19日(18時頃)
- 月齢- 小潮 (-)
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
正月に飲んだユベール・リニエのシャンボール・プルミエクリュがすごく美味しかったので、半年ぶりに期待してユベールをあけてみました。
ここ最近、ドイツのリースリングばかり飲んでいたのでブルゴーニュのピノ・ノワールを飲むとお口直しという意味で、すごく美味しく感じました。妻も私も「肉が食べたいよねー」と気分が一致したので、ステーキを外食するか、それともお肉を買って自宅で食べるか?を天秤にかけて、自宅で肉を焼く事にしました。
予算は外食した時と同じくらいとしたので、そこそこいいお肉を買う事に成功しました(笑)
ステーキにかけるソースを作るに料理をしながら抜栓し味見しましたが、風味がいいですね。
シャンボールは果実味や豊かさを、モレ・サン・ドニは野暮ったさを、このジュヴレ・シャンベルタンからは鉄っぽい難しさを感じました。モレ・サン・ドニほどタンニンは強く感じず、酸が特徴的で窄まる感じの血っぽさがあったから肉にマッチしたんだろうなぁ。
ステーキに合わせている時はばっちり良さが引き立っていたのに、食後にもう一杯飲んでみるとちょっとちぐはぐ。開けた直後のあのよかった風味どこってもうたんやー。酸っぱさでバランスが崩れてしまった所を表現すると、枝からむしり取った山桃を食べているような感覚です。
あけた直後から1時間がとても美味しく感じたのは、食後に鼻がぐずってきたからかもしれません...
基本的には好きなタイプのユベール・リニエ。子供の生まれ年ワインとしてユベール・リニエも買い増ししたいです。
追記:
翌日飲んでみると、バランスがとれている。
どうやら昨日の後半は温度が低めすぎたみたい。2/3くらいは飲んでしまったので我慢して1/2くらい残しておけばよかったなぁ。
アルローのロンスヴィ2013を飲んでみて
職場の仲間と飲みました
WINE
- ビンテージ:2013
- 生産者:ドメーヌ・アルロー
- 畑:ロンスヴィ
- 産地:ACブルゴーニュ
日時
- 2016年5月31日(19時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
仕事の区切りとなったのでワインを開けようということになって、職場近くの割と利用してる酒屋さんで購入したワインをあけました。
このワインなんと偶然にも今週のウィークセールで税込み3,000円という激安で当日入手したもの。在庫もまだあるらしく、入手難もなくラッキーです。
アンヌ・グロなどもインポートしているお店で、2月ごろに日本に入ったロットで状態も悪くはない満足の品。
ブルゴーニュワインは2011を飲む機会が多く、ロンスヴィも同じく2011でしたがインポーター違いでどれくらい差が出るか知りたかったのですが、ヴィンテージも違いますし比べないと正確にはわからないですね。
アルローは期待値が高くなりがちですが、期待値くらいはあったかなと...
開けたての1杯目(20分ほど)はバランスが悪く、タンニンが暴れていましたが、直近で飲んだユドロ・ノエラのパス・トゥ・グランより酒質は高く、余韻も長めで香りも綺麗にとれていました。
2杯目(30分〜1時間くらい経過)からは温度を若干下げて注いだところピッタリとあって、滑らかな液体に変わりました。
気づいた事はヴィンテージが違えど香りの傾向は同じだなと。味は2011に比べて2013はパワー系に感じます。今飲んでも楽しめるけど、数年落ち着かせると随分印象もかわるだろうなぁと。
個人的な好みが2011とわかったので、残り買った分は暫く寝かせておこうと思います。
第10回Nさんの手料理&ワインの会に参加しました
今回は特に料理とワインの美味しさとバランスが素晴らしかったです!
ワインリスト
料理
日時
- 2016年5月29日
- 平野弥にて
NOTE:
約半年ぶり。待ちに待ったNさんの手料理会。
最近の傾向として料理がある程度決まっていても、当日までどんなワインがでるか公開せず、当日セレクションされます。
それでも、一品一品ぴったりで、気負わずリラックスしておいしいワインと料理を楽しめるのは素敵です。こういう特別な日が日常と思えるのがしあわせな瞬間かもしれません。
お料理:
前菜
前回はマグロのカルパッチョだったのを、今回は季節感を出して材料を変えてカツオに。
カツオだとどうしても生臭くなってしまいがちなのに、まったく気にならないというのが料理上手です。
これに合わすワインはブルゴーニュ赤も考えていたみたいですが、もうちょっと泡を飲みたくというリクエストと「このシャンパンなら合いそう」ということで、選ばれたシャンパンですが、ぴったり。
焼き茄子とホイップの層を一緒に食べるとカツオ絶妙に合いました。ナスに合わせるという発想は斬新です。
メインその1
私がNさんの手料理の中で好きなお品ベスト5にはいるかもしれません。
過去に3度ほど頂いている気がしますが、何度食べてもおいしいです。
ヴァン・ド・ペイ・ブランと合わせた時もすごくマリアージュしているなと感じましたが、今回は違った意味で洗練されたマリアージュに感じました。
過去にラモネの「シャサーニュ・モンラッシェ・モルジョ」と合わせた時は、ワインがおいしい、ホワイトアスパラもおいしいと満足していたのですが、今回のパカレは満足が更に高く、バターと生ハムのふわっと包み込み、水っぽいとは違う、みずみずしい広がりが澄んだ水のように流れを感じ、互いが良さを高めあっている最高の組み合わせでした。
ワイン単体とこの良さの1/3くらいしか楽しめないような気がします。比較試飲すると地味なのかも。余韻が長かったり、ドーヴネのようなオイリーな特徴を持つワインに印象をもってかれそうです。(笑)
「なぜムルソーじゃないんですか?」と質問した時に、飲んでみるとすごくわかる的を得た回答をもらったのですが、他の話も盛りがって忘れてしまいました・・・
あのムルソーのオイリーな感じが、この丁寧にソテーされたバターの質感とは違うなというのはピュリニーを飲んでから理解できました。
ブルゴーニュを代表する白ワインの村3つそれぞれで個性が違うというのを、料理を通してわかったのはいい経験です。
スープ
実はこの料理、写真を撮るのを忘れてしまいました。
食感やテイストはヴィシソワーズに似ていたのですが、タマネギなので味が違います。
新玉なので辛くなりがちと思いきや、甘いんです。
この甘さは新玉をじっくり火をいれてからフードプロセッサにかけ、タマネギだけで出したそうです。
小さいスプーン2〜3杯分くらいですが、おかわりさせて頂きました。
この料理の為だけにアルザス・ピノ・ブランを合わせたのですが、びっくりするくらい、これもぴったり。
あまり褒めてばかりだと怪しいのですが、今回の料理とワイン達は相性良すぎで手放しで褒めたくなります。
値段がそんなに高くないワインなのに、お互いがすごく引き立ち素晴らしいですね。酒質が素晴らしいワインを楽しむ以外には、ワインと向き合うにはどうするといいのか?といういい例でした。
メインその2
豚肩ロースを塩を利かせて煮込んであります。しょっぱくない程度にいい感じで塩がビシッと効いて、ボルドーワインがぶつかります。1週間前にマトラスの4ヴィンテージを飲んだ時に「肉に合わせたい」というこの想いが届きました。
わらびはフォークを入れると少しぬめりがあり、新鮮で周りの素材にフィットしてました。
デキャンタージュしてすぐ飲めました。輸入して1ヶ月しか経ってないそうで、このポテンシャルだとすぐに売れてしまいそう。参加者の方が当日もこれを飲んで数本買ってて、ボルドーがど真ん中じゃない私でさえ、これだと売れるよなと思ってしまいました。私も買おうかな・・・
追加の差し入れ:
この会に参加される方はみんなブルゴーニュワイン好きです。めずらしいことに1本もブルゴーニュ・ルージュが出なかったからか、話しも盛り上がってきた所で1本参加者から「ブルゴーニュ赤おまかせで」の追加のお願いがでました。
そして、出てきたワインがパカレのジュヴレ・シャンベルタン・ペリエール・プルミエクリュ。1週間前にわずか一杯(それもわずかに)だけ飲んだワインで、また開けてすぐのを飲んでみたいなと思っていたら、こんなにすぐに出会えるとは...
すごく美味しかったです。2杯ほどいただきました。パカレいいよパカレ。好みを言うと個人的にはパカレはルージュよりブラン。パカレよりユベール・リニエかもしれません。
*1:話しを端折っているのでなんのこっちゃですね(笑)
懇親会でボルドーワインを久々にたくさん飲んだ!
合計15本をちょびちょびと頂きました。
料理
パンとお弁当
日時
- 2016年5月22日
- 平野弥にて
NOTE:
午前中の催しの後の懇親会でふるまって頂いたワインです。
どんなワインを出してもらえるかも知らなかったのですが、ボルドーメインでした。
個性溢れるワインの数々で個人的に渋味が苦手なのでこういう機会でもないとなかなか飲もうという気になりません。
ボルドーひさびさ!
前日にあけたモノが多く、2日目の方がよかったワインと1日目の方が良かったワインの差はあったように思います。個人的にはシャトー・ラ・グラーヴ・ア・ポムロルがよかった。マトラスは2009年が好み。グレートヴィンテージの2000年も何本かありましたが、やっぱ熟成を感じつつも力強さを感じますね。テクニックが全面に出ているシャトーだったり、ボルドーでイメージする土やピーマンの香りが目立たないワイン、お手ごろ価格で使い勝手が良いのではないでしょうか・・・
お肉が食べたくなるようなワインばかりで少しばかり心残りでしした。ボルドーも少量でも飲み続けると随分と酔っぱらってしまいました。
ブルゴーニュのこと
パカレは初めて飲みましたが、フレッシュ感がすごいですね。ジュヴレは開けた瞬間から甘酸っぱさが全面にでていて、プルミエは更に華やかにした感じ。ジュヴレはおかわりした時に、もっとゆっくり飲めばよかったなぁ。
パカレのジュヴレを飲んだ後に、私からデュガの2004を差し入れしました。
ジュヴレ繋がりだったのでわかりやすいかな?と思ってブラインドで出しましたが、けっこう当たらないものです。(笑)
むしろ、はずそうとしないように色々考えますがよけいわからなくなっちゃうと。
中には「10年以上前のヴィンテージ」と的確な答えをする方もいれば、08〜09あたりという答えの方も。ワイン自体が若く感じて、飲み頃がまではあと5年くらいかなというところ。生産者をあてる人もいました。
個人的にはもっと期待していたんだけど、今一歩伸びがなかったなぁ。デュガのジュヴレ04。
シャンパーニュうまし
締めはシャンパーニュ。少し残糖(?)が口に残るけど、リンゴ酸が溢れ華やかで旨い!非常にいいワインでコストパフォーマンスが高い。冬にかけて輸入したシャンパーニュはいい選択でしたね。家にも1本プネのシャンパンがあるけど、いつ飲もう。。。
最後に
ワイン会というより懇親会という名が似合う雰囲気と一日でした。おいしいワインごちそうさまでした。
ご一緒いただいた皆様お疲れさまでした!!
めずらしく赤ばかりで、白ワインも飲みたいなーと気持ちが溜まったので、これから自宅のワインをあけていくのにいいきっかけにもなりました(笑)
パス・トゥ・グラン3連続祭りを締めくくるティエリー・モルテ
最後のワインはちょっとコケぎみでした
WINE
- ビンテージ:2011
- 生産者:ドメーヌ・ティエリー・モルテ
- 産地:ブルゴーニュ広域
- 銘柄:パス・トゥ・グラン
日時
- 2016年4月24日(19時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
先日飲んだのはアラン・ユドロ・ノエラのパス・トゥ・グラン2011、そして、もう一つ前が、ジャイエ・ジルのパス・トゥ・グラン2002でした。
感覚を忘れないうちにあけてはみたものの、お店コメントから聞く前評判とは違いティエリー・モルテは無味乾燥的なワインでした。
あけた瞬間に還元臭的なモワッとした香りがして、その後はブルゴーニュの赤ワインからイメージする一般的な香りになったのですが、少し嫌な予感がしました。
飲んでみると、ユドロ・ノエラと比べてしまうからか野暮ったさが目立ち暗いワインで、果実味が乏しく感じます。口に含んで味覚を使って感じ取ろうとしても、やや粗目のタンニンを最後に余韻も拡がりなく寸断されてしまいます。
こちらから探しに行っても何も見つからなく、やっぱりひと言でいうと無味乾燥という言葉が似合っています。渋めなのに薄いワインでストラクチャが定まっていなく、旨味自体が足りなさすぎて、残念ながら普段飲みのブルゴーニュ赤ワインとして満足できませんでした。
個人的に苦手なタイプの典型なだけかもしれませんが、前者2つの生産者のパス・トゥ・グランには及ばず...
あっ、でも、一つだけ面白い事がありました。コルクが合成コルクだったのですが、上下それぞれ5mmくらいでサンドイッチな感じで普通のコルクで挟まっている見た事ないタイプだったのです。これだと合成コルクがワインに与える影響を最小限にできそうですが、逆に生産コストがあがらないのかなぁ?といらぬ心配をしてみたり・・・(笑)
最後の1本を飲んで、パス・トゥ・グラン祭りも終える事ができるので、次は飲みたいワインを飲もうっと!!
アラン・ユドロ・ノエラのパス・トゥ・グランはみごと
何本か買っておけばよかったなぁ...
WINE
- ビンテージ:2011
- 生産者:ドメーヌ・アラン・ユドロ・ノエラ
- 産地:ブルゴーニュ広域
- 銘柄:パス・トゥ・グラン
日時
- 2016年4月18日(18時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
先日飲んだジャイエ・ジルのパス・トゥ・グランと比べてどうなのか?と思ってあけてみました。
バックビンテージが出回っていて安かった事もあってジャイエ・ジルを買ったついでに買った物だが、これが予想外に美味しくてびっくりです。
軽やかなブルゴーニュワインでジャイエ・ジルとタイプは全く違うのですが、こちらワインの方が断然好みですごく美味しかったです。「ガメイが入っているかわからない」という言い方は褒め言葉ではないと思うのですが、野暮ったさがなくてスルスルと飲めます。
2日目にはやや酸が立ってきてバランスを崩し気味でしたが、1日目はばっちりでした。
あと1本別の生産者のパス・トゥ・グランがあるので、週末にでも連続してあけてしまおう。
熟成感がでてる酸っぱいジャイエ・ジルのパス・トゥ・グラン
酸っぱかったけど悪くなかったです
WINE
- ビンテージ:2002
- 生産者:ドメーヌ・ジャイエ・ジル
- 産地:ブルゴーニュ広域
- 銘柄:パス・トゥ・グラン
日時
- 2016年4月14日(18時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
ついこの間ジャイエ・ジルのオート・コートを飲んだので印象を忘れないうちにこちらのワインをあけてみました。
色は濁りがないガーネット。かなり熟成感が出ていて酸っぱい以外はバランスがとれていていい感じです。あのオートコートがこんな感じになるのは想像できないので、元々パストゥグランが弱いストラクチャだったんだろうと思いました。ワインとしては美味しかったので値段を考えればアリだなと。酸っぱいのが好きな私でも酸っぱいと感じたくらいなので好みが分かれそうではありました。
パストゥグランって実はほとんど飲んだ事なくて基準の想像ができなかったので、もう一本比較用に別の生産者の買ってみたので近々あけよう。