第6回Nさんの手料理&ワインの会に参加しました

定期的に開催されているNさんの手料理会。
この日は台風一過で少し涼しいワイン日和でした。

ワインリスト

  • NV エクストラ・BRUT(生産者:エマニュアエル・ブロシェ)
  • 2007年 ブルゴーニュ・ブラン 白(生産者:ドミニク・ラフォン)
  • 2010年 シャサーニュ・モンラッシェ・モルジョ 白 (生産者:ドメーヌ・ラモネ)
  • 2009年 ブルゴーニュ・オート・コード・ド・ニュイ・ルージュ 赤 (生産者:ジャイエ・ジル)
  • 2006年 ローデルスベルグ 赤 (生産者:マルク・テンペ)

料理

  • クルミのディップ
  • サーモンマリネ、ベビーリーフとケパーソース
  • ミネストローネ
  • 伊勢海老のテルミドール
  • 長野パープルのソルベ
  • ラムのカレー風煮込み
  • マスカットのタルト

日時

  • 2013年10月20日
  • 平野弥にて

NOTE:

第6回。今までの会は快晴だったけどついに雨にあたってしまいました。風情があってそれはそれでいい感じでした!
そして、6回とも参加予定者の欠席がなし :)

今回は、伊勢海老が主役的なポジションでした。

私が伊勢海老を用意する予定だったのですが解禁から当日まで台風と天候の影響で漁にでれなかったとのことで手に入らず、Nさんに市場で仕入れてもらう事になって期待してくださった皆様には申し訳なかったです。

いつもは事前に決まっているワインリストなのですが、当日はまだ決めていなくて料理を見ながらその場で組み立てながら出して頂ける事になりました。マリアージュってやつですね。

まずはクルミのディップと前菜でサーモンのマリネ。この会では定番になりつつありますが美味しいです。指標となる定番者があるのはうれしいですね。私からの差し入れでライ麦パンもあります。ドレッシングは何度か試作して作り直したそうです。

ここで、泡がなくなり。出てきたのがドミニク・ラフォンのACブル。「今すごく美味しいので料理に合わすというより楽しんでもらえる」とお勧めの1本として出して頂きました。

確かにワインに張りがあり構造がしっかりしていて美味しいです。香りも爆発的ではないですが心地よく良いワインです。料理と一緒に飲んでいてするする飲んでしまいます。

続いて順番的には中盤ですがメイン的な伊勢海老。オーブンの扱いが慣れていないので火加減が難しかったようでソースが柔らかめ。これにラモネのモルジョをあわせます。実は前回の会もラモネの同銘柄同ヴィンテージを飲んでいたんですよね。前回よりバランスと旨味がでていた気がします。ラフォンのACブルには戻れないかもという話でしたが、ラフォンが格負けして飲めなくなるほどではありませんでした。すごいなぁ、このACブル。

フルーツを挟んで次にジャイエ・ジル。スパイシーでした。羊の煮込みでこれがうまい。というかソースをまたおかわりでもらって、パンをつけて食べたのですがこういう料理たまらなく好きです。羊うまいよひつじ。
カレーライスになっていないところがポイントですね。

ジャイエ・ジルはど真ん中の好きなタイプ(好みの問題で美味しいワインでした)ではありませんでしたが、熟成させるとうまいんだろうなーというポテンシャルを感じました。熟成させてから飲んでみたいです。

最後はタルトとマルク・テンペの甘口ワインで締めです。テンペのワインってこんなに美味しかったっけ?癒しのワインが最後というのはいいですね。このワインは妻が大好きなタイプのワイン。

会を通じて感じた事が、肩ひじ張らず美味しいワインと美味しいワインを自然体で飲めて食べれている事。楽しい会話と流れるような時間を過ごせています。銘柄を確認してから行くワイン会と違って、料理が先に決まってワインが後から出てくるので気負いや期待は全くないというのがいいのかも。レストランでも「予算は幾らくらいで赤ワインをお願いします」というのがこれに相当するんだと思いますが、少しワインを飲みつけてくるとリストを見て掘り出し物を見つけて飲みたいとか、レアなワインを飲んでみたいという気持ちがでてしまい、自然体で料理とその場を楽しむ前に、ワインが一歩前に出ちゃうんじゃないかなと。

そういう意味ではこの会は自分にとって、禅をしているかのような「自分がワインが好き」という前提で論理的に考えてわかったつもりにならずライフスタイルとして溶け込んで体で感じる事ができるとても良いイベントになっています。

何はともあれ皆さんお疲れさまでした!そしてごちそうさまでした。
この日の為に、準備してくださった方々ありがとうございました。

お料理:

前菜

スープ

オードブル

メイン

デザート

お口直しの長野パープルのソルベの写真を失念

アフター:

今日も追加でワインお願いしてしまいました!平野さんも含め4人で割り勘。
お勧めを聞いたらまだ「入荷してまだ試していないがトロ・ボーのコルトン2008」はどうでしょうか?と。

  • トロ・ボー コルトン・ブレサンド 2008

酔わないように量をセーブしながら挑んでいたのですが、美味しくてついつい飲んでしまいます。グラスをゆすると香りがあがってきて官能的でやさしいタイプのワインです。夕方から夜にかけてという時間と空間の相互関係もあったと思いますが、今日飲んだワインで一番のインパクトが最後にきてしまいました。

ワインの揺らし方と感じ方など酔っ払いながらのワイン談話。楽しかったです。

次回は年明けを予定しています!