アンリ・ド・ヴィラモンの古酒サヴィニー88最後の1本

昇華しきっていませんでしたが美味しかったです

WINE:

  • ビンテージ:1988
  • 生産者:アンリ・ド・ヴィラモン
  • 産地:サヴィニー・レ・ボーヌ

日時

  • 2016年9月29日(19時頃)
  • 月齢 -・-・-
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

1年半前に大当たりのボトルをあてて、同じロットを買いました増しました。その後、同じワインをレストラン持ち込みで1本あけて、同じ時期入荷のヴォルネイ85を1年前にあけました。

初回ボトルが良すぎたので、あれ以上はないだろうとは思っていましたが、想像通り予想の範疇。

今回のボトルはまだ果実味が残っていて後数年はいけるんじゃないかというくらいで、ノンリコルクなのに村名ワインでここまで綺麗に熟成するんだという典型。

2日目になったらヘタるので1日目でほとんど飲みきらないと思って2/3ほど飲んだ。

こういう古酒って出てくる時には一気にでてくるのに、半年から1年でピタッと消えるから不思議。
パトリアッシュのメルキュレ88もよかったし、一時期パトリアッシュのエシェゾー80年代が一気にでた時に買っておけば良かったなぁと後悔。最近は円高傾向なのでインポータさんまた古酒輸入してくれないかなー。

photo

ラベルがすぐにヘナヘナになってしょぼい...

コルディエの本格白ワインとしては一番お勧めかも

はち切れそうな果実味がすごい

WINE:

  • ビンテージ:2013
  • 生産者:ドメーヌ・コルディエ・ペール・エ・フィス
  • 産地:マコン
  • 銘柄:プイィ・フュイッセ・ヴィーニュ・ブランシュ

日時

  • 2016年8月30日(19時頃)
  • 月齢-・-・-
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

これは、すごい。

試飲するといつもこのワインは好みでクオリティが高いなと思っていたけど、やはり完成度と熟成のポテンシャルも持っています。サン・ヴェランやブルゴーニュ・ブランとは明らかな違いがあります。

トロ・ボーのブルゴーニュ・ブランとは対極にあるタイプで、せせらぎのような優美はなく直球なんですよね。

低すぎる温度だと良さがでず、温度をやや高めで飲んであげないとポテンシャルを発揮できない。
今も美味しいけどもっとおいしくなりそう。ジュリエット・グランデやジャン・ギュスタヴなどトップキュベが素晴らしいというのは間違いないですが、お値段的にこちらのワインもお買い得です。

Photo:

濃いめのいい色合いです  

トロ・ボーのACブルゴーニュ・ブランから和の美を感じました

最初は味がしないくらいの素っ気なさでしたが...

WINE:

日時

  • 2016年8月20日(20時頃)
  • 月齢 :-・ -(-)
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

トロ・ボーは好きな生産者で一度飲んでみたいと思っていた白ワインです。
これくらいの価格なら手を出しやすく、目についたので合わせ買い的に試してみました。

インポータのラベルをみて多少コンディションに不安を感じましたが、抜栓して一口飲んでみると味がしないんです。二杯目も同じでコンディション以上に「何か変だ」と感じました。

抜栓は13度くらいから始めて、時間ともにグラスの中の液体の温度があがっていくわけですが、ある温度を超えたあたりで明らかに違いがでました。別ワインかと思わせるくらいです。

染み出てくる旨さや、トロピカルな果実味、樽化粧など推しとなるような突出したなにかはありません。引くものがない旨さを感じるあたりは、シャルドネのすまし汁と言ってもいいかもしれません。

温度が低すぎる状態で飲むと返品したくなるくらいの表情。温度が高くなる過ぎると焦点がずれすぎてダレてしまいます。ピンポイントな温度が狭すぎですが、焦点があった時には素晴らしいものがあったので、こういう内向的なワインとうまく付き合える人にはとても喜ばれるんだと思います。

無機質なミネラル感を素直に感じたワインなので、ベストコンディションなボトルが特に活きるタイプです。このワインをベストコンディションで飲めればいいなぁ。。。

毎年この時期に飲むコルディエのサン・ヴェラン

いつも一口飲んでコルディエとわかる個性があります

WINE:

  • ビンテージ:2014
  • 生産者:ドメーヌ・コルディエ・ペール・エ・フィス
  • 産地:マコン
  • 銘柄:サン・ヴェラン・アン・フォー

日時

  • 2016年8月6日(19時頃)
  • 月齢-・-・-
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

1年ぶりに新ヴィンテージを飲みました。

なんと言っていいやら、どのヴィンテージを飲んでもコルディエはコルディエ。一貫性があると言えば褒め言葉だし、何時飲んでも同じ味といえばつまんなく聞こえるかも知れないですね。

例年に比べると酒質が高くないので、2009や2015のようにビシッとしている年の方がコルディエのスタイルにあっているのかもしれません。このサン・ヴェランはここ数年で2〜3割ほど高くなりましたが、それでもかなりお買い得でコルディエを試したことがない方には是非お勧めしたい。

の裾物3兄弟の中は、このサン・ヴェランが一番好み。果実をかぶりついて出てくる果汁を飲んでいるかのような錯覚に陥ります。うまい。

アルローのロンスヴィ2013ふたたび

今度は家でゆっくり飲みました

WINE

  • ビンテージ:2013
  • 生産者:ドメーヌ・アルロー
  • 畑:ロンスヴィ
  • 産地:ACブルゴーニュ

日時

  • 2016年7月24日(19時頃)
  • 月齢 -・-・-
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

前回職場で飲んでから2ヶ月くらいが過ぎました。
セールで何本か買ったのでドイツ白を飲んでいるとたまにブルゴーニュの赤ワインが飲みたくなってくるので、2本目をあけてみました。

澱が少し出ていてタニックで、香りがすごくよくてこの香りだけにお金を払ってもいいくらいというくらい。子供もグラスの匂いをクンクンとして「すごくいい匂いだね飲んでみたいね。小学生くらい大きくなったら飲めるようになれるかな。」とかわいいことを言っていました。味わいはドライ。果実味の甘さはなくパワフル系。羊ラムにあいそうなタイプ。

2011と比べると全体的にアシッドで凛とした冷たさがなく少し緩め。
これが昇華して旨味や熟成感がでてきたらすごく美味しくなるんだろうなというのは想像できます。

個人的な好みが2011とわかったので、残り買った分は暫く寝かせておこうと思います。

そういえば、こんなことを前回書いていたけど、これくらいの価格で手に入ることはそうそうないと思い買い増しちゃったので、ついついテーブルワイン的にあけてしまいました。

今度こそ数本残しておいて、将来楽しむことにしよう。

ひさびさにブルゴーニュ赤ワインを飲みたかったのでドミノードをあけた

子供が産まれた時にお祝いで飲んだワインはドミノードだったことを思い出しました

WINE

  • ビンテージ:2011
  • 生産者:ドメーヌ・ルイ・ジャド
  • 産地:サヴィニー・レ・ボーヌ
  • 畑:ラ・ドミノード(プルミエ・クリュ)

日時

  • 2016年7月9日(20時頃)
  • 月齢 -・-・-
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

前回はジャパンインポートシステムでしたが、今回も正規輸入の日本リカーではなく並行購入の別インポータものです。
このワインは正規インポータの大きなルイ・ジャド試飲会で気に入ったワインで、前回別ヴィンテージを飲んだ時は大コケしたことを覚えています。

ひさびさにブルゴーニュをあけたということもあり、とても美味しく感じました。
というのも、透明感があって染みわたるような味わいでした。ただ、ここ最近2011年に共通して感じているのが閉じ始めているということです。2011年のワインを年あたりからたくさんあけてきましたが、ちょっと我慢した方がよさげです。次飲む時は数ヶ月先から1年後くらいにあけてヴィンテージの様子を確認してみようと思います。

アルローやユベール・リニエが陽なワインだとすると、こちらのワインは陰なワインです。

このワイン自身は飲み進めると力強さがあるワインであることが分かり、熟成感がでてきたころにはすごくいい感じになりそうですので、忘れたように保管しておきたいと思います。

Photo:

たまたま通りがかったイタリア専門ワイン店で買った自社輸入チーズの一部と一緒に飲みました

ステーキに合わせてユベール・リニエのジュヴレ・シャンベルタンを

実はこのワイン子供の誕生日パーティーに開ける予定のワインでした・・・

WINE:

  • ビンテージ:2011
  • 生産者:ユベール・リニエ
  • 産地:ジュヴレ・シャンベルタン

日時

  • 2016年6月19日(18時頃)
  • 月齢- 小潮 (-)
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

正月に飲んだユベール・リニエのシャンボール・プルミエクリュがすごく美味しかったので、半年ぶりに期待してユベールをあけてみました。

ここ最近、ドイツのリースリングばかり飲んでいたのでブルゴーニュピノ・ノワールを飲むとお口直しという意味で、すごく美味しく感じました。妻も私も「肉が食べたいよねー」と気分が一致したので、ステーキを外食するか、それともお肉を買って自宅で食べるか?を天秤にかけて、自宅で肉を焼く事にしました。

予算は外食した時と同じくらいとしたので、そこそこいいお肉を買う事に成功しました(笑)

ステーキにかけるソースを作るに料理をしながら抜栓し味見しましたが、風味がいいですね。
シャンボールは果実味や豊かさを、モレ・サン・ドニは野暮ったさを、このジュヴレ・シャンベルタンからは鉄っぽい難しさを感じました。モレ・サン・ドニほどタンニンは強く感じず、酸が特徴的で窄まる感じの血っぽさがあったから肉にマッチしたんだろうなぁ。

ステーキに合わせている時はばっちり良さが引き立っていたのに、食後にもう一杯飲んでみるとちょっとちぐはぐ。開けた直後のあのよかった風味どこってもうたんやー。酸っぱさでバランスが崩れてしまった所を表現すると、枝からむしり取った山桃を食べているような感覚です。

あけた直後から1時間がとても美味しく感じたのは、食後に鼻がぐずってきたからかもしれません...

基本的には好きなタイプのユベール・リニエ。子供の生まれ年ワインとしてユベール・リニエも買い増ししたいです。

追記:

翌日飲んでみると、バランスがとれている。
どうやら昨日の後半は温度が低めすぎたみたい。2/3くらいは飲んでしまったので我慢して1/2くらい残しておけばよかったなぁ。