ファーストリリースからシャトー・ソシアンド・マレを熟成させた結果
ボルドーは気が長くなるくらい熟成に時間がかかる事を再実感しました
日時
- 2014年2月22日(19時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
いよいよ1ケース分の過去に買ったワインをあけていく所業も終盤にさしかかってきました。
購入から10年くらい経っています。さて、このワインはどうなっているのでしょうか?ブルゴーニュの赤は村名で15年前後が私の好みにあっている事が最近わかってきたのですが、ボルドーはまだ掴み切れていません。
コルクを抜くとコルクの染みはほとんどなくて接地面が真っ黒になっているだけ。ボルドーの強烈なタンニンが容易に想像できます。ボルドーグラスに注いでみると真っ黒です。エッジがレンガ色になっていますが、基本は黒です。
香りはそれほどたたず、「んー、ちょっとあけどきを間違えたかな」というのが第一インスピレーションです。飲んでみると「構成がバラバラで熟成感もなく完璧にはずしちゃった!」と思って、あまりワインを飲んでいなかったのですが、数時間経つと私の先見の甘さが露呈するほどのかわりよう。ワインが開くというやつですね。
ワインに一体感がでてとても美味しい状態にかわっていてびっくりしました。時間が経ってこんなにも変化を体感したのは久しぶりです。昔、デュクデュ・ボーカイユの79と86を同時抜栓して2人で飲んでいて時間の経過と共に評価が逆転した事を思い出しました。
そして、2日目の方がさらによくなっていました。ボルドーは若飲みに変わってきたと言われていますが、ソシアンド・マレの99に至っては古典的なボルドーな作りをしているんだろうなと数日間飲んで感じました。(ボルドーを飲みつけていないので古典的な定義があっていないかもしれませんが...)
状態がよければ後10年くらいしてから飲みたかったです。残念ながら1本しか買っていなくて、購入当時はユーロ最安の時で3000円前後だった覚えがあるので、もっと買っておいても良かったなぁと今は思っています。直近でユーロ安時代だった2007や2008ヴィンテージのブルゴーニュはそれなりに買ったのですが、10年後くらいにまた同じ事言っているんだろうなー。