10年以上前に購入したワインが綺麗に熟成していた

ようやく本来の素晴らしさをみせてくれました

WINE:

  • ビンテージ:1997
  • 生産者:シャトー・プシェ・オー・プレステージ
  • 産地:ラングドック

日時

  • 2013年5月31日
  • 月齢 -・-・(-)
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

セラー整理の為に1本引き出してきて試しました。このワインは3年くらい前に一個上のキュベをあけて以来

その時にこんなコメントを残していました。

これもリリース当時買ったワインです。コルクが上質で瓶もDRC系の瓶でがんばっているのがわかります。
あの頃は濃いワインが流行っていて、自分もメルマガの煽り文句に躍らされ買っていましたね。
正直美味しいとは思わなかったけど、熟成したボルドー(これは今も好き)みたいになるのならと思えば、先行投資してボルドーより安く同等の品質のワインが手に入るということだったのかな。

3回程度定点観測しているこのワイン、やっと初めて飲み頃の域に入ってきたなと感じました。今までは濃いだけでポテンシャルはありそうなんだけどなーと。色もやっとエッジ部分がレンガ色になってきたのと、タンニンが溶け込んでます。ネックにはべっとりついています。購入してからず〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと動かしてなかったですから。

対象は同じ濃い系で比べるのもあれなんですが、先日のデュガ・ピィのB.Rより今飲んで美味しいです。
あと5年から10年後に本当の飲み頃がくる感じ。まだ何本かあるので、それまでとっておこう。

今回は、あけてワインの透明度・色・香りで期待を持てたのですが、飲んでみるとびっくり。熟成によってあの刺々しかった澱が綺麗に溶け込んで、滑らかな液体になっていました。このワインは濃いだけではなく、適切な経年によって綺麗に熟成できる事がわかって安心です。

上級キュベが後数本あるので、そちらは後5〜10年後に飲みたいです。

ちなみにこのワインあまりに美味しかったので1日目に2/3ほど飲んでしまい、翌日にステーキと一緒に飲もうとした時には底は澱が混ざって少し残念な事に。カベルネが入っていないので(シラー、グルナッシュ)ピーマンの香りがしないのがボルドーと比べて違うなぁと感じました。

ひさしぶりに、グルナッシュの当りワインに巡り合えたので満足でした。