ちょっといまいちなジャック・カシュー

また移転セールで買ったワインを空けました。


WINE

  • ビンテージ:2002
  • 生産者:ジャック・カシュー
  • 産地:ヴォーヌロマネ

日時

  • 2009年3月27日(23時頃)
  • 月齢 0.5・大潮・プラス周期
  • 栓抜時:潮位(55)方向(マイナス)
  • 当日潮位:満潮(189)干潮(31)

NOTE:

このワインも移転セールで購入したもの。
セラーの隙間から探し出して「これ幾らですか?」って聞いたら、「それってXXインポータのボトルでしょ?入荷した時から熱を受けていたもので、セラーに寝かせて回復したワインなんですよ。」とのこと。「ということでX000円でどうですか?値段なりの味で楽しめると思います」と相場より安い金額で購入しました。
つまり、それなりの価値になってしまった悲しいワイン。輸入元は大手でリファーコンテナを使っていて至宝級のワインも輸入しているところなんですが、思い起こせば良い印象はないなぁと・・・ 若い時にこのインポータが輸入していたワインを良く飲んでいた覚えがあります。

この日は寒い日でワインを空けてからも温度がなかなか上がらず、温度をあげるのに苦労しました。
コルクを抜くと、半分くらいのところまで染みていてちょっと心配でしたが、香りを嗅いでセーフ。
色はやや濃いめでちょっと空けるのが早かったかもと少し後悔しました。タンニンが舌に絡みつき酸が少しギスギスした感じです。お世辞にも旨いと思える状態ではなかったです。30分〜1時間くらいで液体のバランスがとれてきて旨く感じるようになってきましたが、スーッと染みわたるような旨さがなくどこか寸断されてしまうような印象。冷たくて(温度がとかではなく)広がりがない内向的なワインでした。

7年の熟成ではまだ自分の好みのジャストにはならないみたい。我慢も大事だなー。

それにしても、熱を受けたワインの価値は10%から20%程度のトレードオフところじゃないなぁ。信頼できる店でいい状態のワインが買えるワインが買える自分は幸せもんだ。