ビンテージ評価の逆転?たとえば1995と1996とか

ふと思い出したのですが、ビンテージの評価が変わっている年って結構あるんですよね。
日本だとリリース時の価格が影響が大きいみたいなのですが、フランスでは酒屋さんは売れ行きや熟成能力の見直しでかなり値段を変えるらしい。

以前に、1995のミッシェル・コラン・ドルジェを購入した時に輸入もやっている店主さんに教えてもらった。
グレートと言われていた1996は10年以上経って当初の評価より熟成能力で1995と比べてそれほど差がなく、逆に酸の扱いが難しくうまく熟成しないものもあったみたいです。10年以上経って実際に飲んで旨かったのは1995なので、フランスのショップで値段が逆転しているワインも多いそうです。両方いい年というのは間違いないみたいですが・・・

最近だと1996と1997のシモン・ビーズのブルジョのマグナムを買う機会があったのですが、あまりビンテージで迷いませんでした。1996ヴィンテージと1997ヴィンテージの評価は断然96が上です。ですが、購入した時の1ヶ月前に1997のマグナムを結婚式用に使用したけど旨かったと聞いたのです。1997ビンテージは当初は誇大評価でリリースされ、実はそうでもなく普通*1のビンテージという評価になって落ち着いていましたが、10年くらい経った今は以外と美味しい状態が続いているということで4〜5年前に比べて好評価されている事が多いと思います。実際に飲んで旨いかどうかって大事なことですね。

そういうこともあってビンテージごとの個性の違いを楽しみたくて、1996と1997を両方2本ずつ買いました*2。値段は同じです。なんて良心的なんでしょう。ビンテージは★とかポイント評価ではなく、どんな年だったのかで覚えておくといいと思いました。私は酸の年が好きです。

このビンテージのこの生産者は特に(成功|失敗)以外で購入を判断する以外は、これからもそれほどビンテージを気にせず特徴を楽しむ事になるんでしょう。あっそうだ!!98と99の差もあったな。98は今年飲んで旨かった。やり出したら切りがない無限ループだな。

*1:もしくはややオフビンテージ

*2:96は先行して1本先に購入