薄く儚い白ワイン
色と同じように全ての要素が薄いワインでした
WINE:
- ビンテージ:2011
- 生産者:シャトー・ド・サントネー
- ワイン:オート・コート・ド・ボーヌ
- 畑:ロ・ド・ラ・シェーズ・デュー・ブラン(モノポール)
日時
- 2015年1月11日(19時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
このワインは半年ぶりです
後数年してもよくなりそうな雰囲気はなかったし、飲み切ってしまうのが吉。全体的に薄いのですが薄い以上の何かがでてこないんですよね。突出した要素もなければバランスで際立っているなにかもない。
半年前はこんなコメントを残していましたが、今回はどうでしょう。
薄いという印象は同じ化粧っ気が全くありません。逆をいうと何も着飾っていないのである意味好感を持てました。前回は底に支える旨味もほとんど感じなかったのですが、今回は少し底から旨味があり輸入後の落ち着きがあった効果なのではと思われます。料理と一緒に飲んだら個性負けしてしまって、薄いだけの酒に感じてしまったので、酒質が弱いとこうなってしまうのかという典型なのかもしれません。
前回ほど飲み切ってしまうのが吉とは思えず、このヴィンテージの個性かもしれませんが2009のように果実味溢れる年なら、じつはそこそこ美味しいワインになる作風なのではと思いました。ゆっくり時間をかけて飲んだら、バランスが良いので飲み進めるの苦はないし変なエグミや気分を悪くするものものない。ただ、全体的に緩いので状態がもう少しよくて張りつめた酒質があれば、よいデイリーワインになるのでは。
2本しか買っていなかったのでもう試す事はできませんが、もし違うヴィンテージ(果実味や酸が先行する年)で違うインポータ*1なら、もう一度試してみるのも面白いと思いました。ユーロ高な現状を考えると簡単ではありませんが、2000円を切る金額でまた出てきて欲しいものです。
*1:記憶までにインポータはL社