記念日にジャン・ラフェのグラン・クリュをあけた!

Sさんからこの生産者のグランクリュは一度は飲むべきと言われていたジャン・ラフェあけました!

WINE

  • ビンテージ:2001
  • 生産者:ジャン・ラフェ
  • 産地:ジュヴレ・シャンベルタン
  • 畑:シャルム・シャンベルタン

日時

  • 2012年9月29日(20時頃)
  • 月齢 13.4・中潮・満月
  • 栓抜時:潮位(148)方向(マイナス)
  • 当日潮位:満潮(217)干潮(86)

NOTE:

自宅でグランクリュをあけたのは何時ぶりでしょう。ぱっと思い出すとジョルジュ・リニエのクロ・サン・ドニを飲んだあたりなんでしょうか。こういう時にブログで記録をつけていると検索するのに便利ですね!(調べてないけど)

このワインはセールで通常の半額以下の価格で購入できたのであけるときも「虎の子を...」とまでならず、リビングのセラーから適当に見繕ったものです。

購入は2012年の春先だったので約半年間セラーで休ませてありました。

そして、この日はワイン日和です。

以外と知られていないワイン日和について

  • 低気圧が近づいている時にワインがうまくなる
    • 気圧が低くなり粒子レベルの結合(たしか細かくうま味要素と結合するんだったか?)
  • 満月や潮の満ち引きがワインに影響するかも
    • たぶんだけど影響する(科学的な話はできないw)
      • ビオディナミはカルトっぽいけど存在し続けているしここまで普及したし
      • 某海産物は満月の日は子供でも簡単に釣れちゃうから禁漁日だし
    • 満月と新月、干潮と満潮どれがいいかは知らん!

低気圧と飲む時間によって影響あるという話は信じていて、満月や潮の満ち引きが影響があるか未だによくわかりません。

ちなみに低気圧の影響の話の一例です。

私は,熟成中にバトナージュを行う必要はないと考えています。なぜなら,大抵の場合,澱は低気圧の時にはワインのなかに均等に浮遊し,高気圧の時には樽の底に沈殿するからです。私はこの特性を利用して,瓶詰めの1ヵ月前に熟成を終えたワインの澱引きを行い,瓶詰め時期がちょうど高気圧の時期になるよいプログラミングしています。参考までに,ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティも私とまったく同じ方法を取っています。
IZUMI TRADING CO., LTD./生産者情報┃ドメーヌ・ジャン=ルイ・ライヤール(フランス/ブルゴーニュ地方)┃

新井氏は高気圧の時は澱が下がる、と言われていました
講演の感想6 新井順子氏のワインの話: 保険代理店の矜恃(きょうじ)

感想

とびっきり美味しかったです!

「球体をイメージする」という表現を最高の賛辞としてたまに見かけるのですが、それがわかった気がします。

香りは良いピノノワールから感じる苺系、獣臭になっていないムレた香り(これが酷いと個人的にそのワインが飲めなくなります)、←と半分セットのようなもので熟成しているなーと感じる香り。鉄の香り。など。ネガティブな要素はほとんど感じられませんでした。

そして、味。

ジャン・ラフェがエキス系と言われる所以がわかりました。タンニンのひっかかりは全くなく2001年らしい強めの酸がインパクトの中心にあってシルキーです。液体なのに舌の上で転がってフワッと拡散していくんです。梅やカツオ出汁といった要素もありますね。アフターは長くはないんですがいい感じで筒抜けます。

栓抜後1時間くらいでセラーよりやや温度が高めになった時に、本性をあらわしました。

信じられないくらい安かったら、半信半疑で1本しか買わなかったんですが、注文した後もう少し買えば良かった。と思い、今は残り全部買っておけば良かったなぁと後悔しています。

このワインは非常に美味しいのですが、頭から背筋にビビっとくる何かがあったわけではなく、まだまだ出逢うべきワインは先になりそうです...

最後になりましたが、このワインは飲み頃にやっと入ったという段階で、後10年くらいしたら滅茶苦茶美味しくなってそうというポテンシャルを感じました。今飲んでも美味しいですが飲むならもっと後の方が楽しめそうです。

この夏は人生最大の辛さがありましたが、こうやってワインを飲めるだけ幸せです。来年は何を飲もうかなー。

メモ

妻は普通に美味いと言っており、レイニャックブランの時の方がリアクションが大きかったです。好みの問題で妻は白ワインの方が圧倒的に好きで赤ワインで目に見えるくらいの「ウマッ」という表現をするのは今まで数少ないです。

料理

ハンバーグでしたが繊細なこのワインには少しあわなかったです

チーズはモンドールをレンジにかけてチーズフォンデュ風にして食べました