ワインを酸化させず保管する装置WHYNOTの1本タイプが発売されていた

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いつかは発売されるだろうと思われていた1本タイプが限定発売していました。*1

どんなもの

まず前提知識として、ワインはコルクを抜くと酸化します。空気とワインがまじわる事で科学反応し、数時間でワインの香りや味が変わります。時間がたちすぎると化学反応による酸化が極度に進み、翌日から数日経つと美味しくなくなってしまうというのがワインという飲み物です。酸化を緩やかにするために、バンキュバンという空気を抜くグッズや小瓶に移し替えて空気と触れる量を減らすというアイディアなどが存在します。

そういう手法はあくまで軽減措置です。コルクを抜くのにためらいがない状況になれるのが理想です。お店・個人にとっても同様だと思います。それを実現しやすくしてくれるのがWHYNOTです。

仕組みはサイトを見て頂いた方がわかりやすいです。

一般的なワインサーバーを使用すると、抜栓の際に酸素がボトルに入り込み、ワインが酸化して味と香りが落ちてしまいます。
WHYNOTが使用しているFreshkeepTM保存方式(特許取得済)は抜栓の際にボトルに窒素(N2)を注入することによって、酸素(O2)が入り込むことが無く、またワインをグラスに一杯ずつ出してもボトル内に一切酸素が入り込むことを防ぎます。
これにより、抜栓後も半永久的に新鮮なグラスワインの提供が可能となります。

http://www.whynot-btg.com/freshkeep/index.php
http://www.whynot-btg.com/freshkeep/index.php

費用対効果

WHYNOTの1本システムでも10万を超える事が予想されますが、費用対効果してはどうなんでしょうか。毎回、酸化を理由に5000円のワインの1/5を捨てることになるのであれば、1000円を捨てていることになります。100本飲めば10万円をペイできます。100本だったら2年〜3年くらいかかりそうです。もう1点費用を抑える効果があります。

食事をする時にワインをあけるとします。そうすると美味しいタイミングで飲み切りたいという心理が働くので、ついつい飲みすぎてしまいます。1〜2杯でいいという時は意外と多いです。いつでも飲めるという気持ちに余裕があれば、コルクを抜く回数は減り結果的に年間にあける本数の抑止効果に繋がり、ワインにかかる金額も減るのでは。減った金額でワンランク上のワインを飲むか、貯蓄や別途予算にまわすかは考え方次第。

リスク

温度管理機能がついていないことから、適温でワインを飲む事と短期的ですが常温にさらされるワインのリスクが伴うでしょう。またメンテナンス事もかかります。ボトルからサーブして行為として脳を刺激したり雰囲気を演出にも影響します。

いいことだけでない事も抑えておきべきでしょう。

まとめ

個人的にワインのコルクを抜く時は妻の機嫌を多少伺います。常にワインを飲める状態というのは精神的にも経済的にも好ましい状況です。

我が家にはこういうシステムはあっていると感じるので、値段したいですがいつかは導入してみたいなぁと思います。

  • 人によっては相性がよい
  • 値段がまだまだ高い(と思う)
  • 普通にワイン買っていた方がいいということも
  • ワインを飲むスタイルが変わってしまいそうで少し怖い

No Life No Wine.

*1:欲しい!きちんとフィードバックするのでモニターとして使わせて欲しいです。