期待値の78%くらいだったブリュノ・クレール

先月閉店した楽天のワイン屋さんの閉店セールで購入したものです。

WINE:

  • ビンテージ:1999
  • 生産者:ブリュノ・クレール
  • 産地:マルサネ
  • 畑:レ・ヴォードネル

日時

  • 2009年10月29日(20時頃)
  • 月齢 11.2・中潮・プラス周期
  • 栓抜時:潮位(81)方向(マイナス)
  • 当日潮位:満潮(158)干潮(71)

NOTE:

RSS経由でブログに閉店セール情報を書かれている方がいたので、覗いてみたところブルゴーニュのめぼしいワインは売り切れに近かったです。
半額セールでなければ、購入する事のない店舗だったでしょう。

この時に既にリスクを負ってギャンブルです。ギャンブルも本気でしたいので以下の3つのことに気を付けました

  1. 高額商品は買わない
  2. 回転が早そうな物を買う
  3. 安さに惑わされない

高額商品の1つとしてジャン・ラフェのグラン・クリュやラ・ジブリオットなどが残っていましたが、手は出しませんでした。
ラ・ジブリオットは生産本数多いのかなぁ・・・イオンの酒売り場にも置いてあってかわいそうに常温で棚に鎮座されていました。

購入したのは3つです。

  • ジャン・ガローデのポマール・レ・ノワゾン2006
    • 2,990円
  • ポール・ガローデのブルゴーニュ・ブラン2006
    • 1,640円
  • ブリュノ・クレールのマルサネ・レ・ヴィドール1999
    • 2,340円

輸入業者は全てM社でした。

到着してから2週間程休ませてブリュノ・クレールを抜栓しました。まずコルクを抜いてびっくり、すごく良い香りです。かなり期待できそうと思ったら味がついてこなかったです。ちょっといがいがとした感じ。この感じは熱劣化したジャック・カシューのヴォーヌロマネ2002に少し似ていました。

直近で飲んだ赤ワインはジャン・ジャック・コンフィロンのシャンボール・ミュジニーだったけど、そっちはもっと素直に旨かった。
でも、この値段で2,340円だったら絶対買いだなーと思いました。作りの良さがわかりジュヴレ・シャンベルタン村のワインやマルサネのもう一個の畑ロンジュロワを試してみたいなーと思ってしまいます。この倍の価格を出さないといけないと思うと躊躇してしまいますが・・・

時間が経つととげとげしい差がぬけてきて、すごく旨くなってきました。1本しか売っていなかったけどもう1本欲しいなぁ。
ブリュノ・クレール好きなタイプかも知れません。

自分用にちょっとした豆知識をメモ。

ブリュノ・クレールはクレール・ダユからの派生らしいのですが、クレール・ダユからのもう一個の派生としてルイ・ジャドがあるそうです。ルイ・ジャドはネゴシアンですが自社畑を持っています。ドメーヌ・ルイジャドという表記がしてあればそれは全てクレール・ダユから継承されたものを意味するそうです。

その売却先は高名なネゴシアンのルイ・ジャド社で、これによりルイ・ジャド社は自社所有地を大幅に拡大することが出来ました。今、ルイ・ジャド社のワインで自社所有地のワインはラベルの下に小さく書かれていますが、そこで「ドメーヌ・ルイ・ジャド」と書いてあるのが元のクレール・ダユの物だそうです。ちなみにそれ以前からジャド社が持っていた畑の物は「ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド」と書かれているんだとか。確かに書き分けられているな。

素晴らしいブルゴーニュ、クレール・ダユ
http://oldvin.seesaa.net/article/107748586.html

知らなかったー。