7年経ったクロード・デュガのブルゴーニュ・ルージュ2008を飲んだ
すごく惜しかった
WINE:
- ビンテージ:2008
- 生産者:ドメーヌ・クロード・デュガ
- 産地:ACブルゴーニュ
日時
- 2015年6月21日(17時頃)
- 月齢 -・-・-周期
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
3年前にブルゴーニュ・ルージュ2009を飲んだ時にこんなコメントを残していた。
3日間に渡って飲んだ印象は、思っていたとおり少なくともあと5〜7年は辛抱して待たないと本領発揮といかないんじゃないかなぁと。ジュヴレ・シャンベルタンの方もあけたくなる衝動を我慢して10年くらい待とう。
このワインは購入後ショップに預かってもらっていて、1週間ほど前に引き出したボトル。
キャップをあけてカビがコルクを覆っていて嫌な予感。黒カビを綺麗にふき取ってコルクにスクリューを差し込むとスルスルを差し込める。抜くと上部まで染みている・・・
コルクの臭いを嗅ぐと湿ったコルキーな香り、この香りがワインに影響していないか空気が少し入っていないかなどを心配しました。
そして、グラス注いで飲むと嫌な予感が的中し熟成香がややブショネを意識しました。ブショネを嗅ぎ分ける能力は備えていないのですが、自分の中での線引きはアウトに近い。
最後まで1本飲めるかなーと思いましたが、時間の経過とともに本来のデュガのよさを感じ取れほっとしました。1〜2時間経ってきてから本来の良さがでてきました。酸がまだ強めですが底に澱がかなり溜まっており、上部は澄んでピュアで綺麗。フレッシュな果実味は感じない時期になってきており、むしろ獣臭のニュアンスの方が強いです。よく、デュガは「濃い・パワー」の二つのキーワードを聞きますが、飲み始めた2004年以降のビンテージに関してはタンニンが苦手な私がタンニンのひっかかりを感じない、それとは逆のイメージです。
このボトルもACブルゴーニュながらもこんじまりとしたスケール高いとても美味しい。現時点でもすごく美味しいけど、3年〜4年待ってピークになるとすごいことになりそうな事が想像できる。
やっぱり、2009を飲んだ時の印象と同じで、ACブルゴーニュでもデュガは7〜10年待つと幸せが待っている。ただ、ボトルコンディションの影響を受けやすいので状態良いままで保持しておく事が大事なんだと思う。