国内唯一のワイン投資ファンドが不正バレが元で結果的に破産
帝国データバンクのニュースリリースで不穏な情報を見て。
こんなありきたりのパタンあるんですね。
ボルドーのプリムールが中国バブルで高騰してウハウハしている所にやらかして回収を見込んでいた所、弾けてどうにもならなくなったような感じなのかな?愛好家がこういうのに引っかかるとは考えづらいですが、引っかかった人は気の毒だなぁと。
気になる事は70億円分の在庫が市場に流れるのか?というところ。債権回収の為にこれが実際に流れたらインパクト大きいですね。輸入と国内管理をどうやっていたのか?国内の特定銘柄が手の届かない価格になっちゃったのってこういう介入があって高くなってしまっていたのですかね。結果的に誰も幸せになっていないので、ホントやめて欲しい。
【国内唯一のワイン投資ファンド組成・運営 株式会社ヴァンネット 破産手続き開始決定受ける 負債40億円】
「東京」 (株)ヴァンネット(資本金1000万円、新宿区西新宿6-5-1、代表高橋淳氏)は、3月7日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は今村哲弁護士(港区西新橋1-20-3、リソルテ総合法律事務所、電話03-3502-2357)。
当社は、2000年(平成12年)7月に設立された、日本国内で唯一のワイン投資ファンドの組成・運営会社。2001年4月から2014年6月までの間に合計25本のワイン投資ファンドを組成し、延べ1989名の出資者から総額約77億4600万円の出資金を集めて運用を行ってきた。
そうしたなか、2015年12月3日に代表が過年度のワインの買い付け・売却に関して虚偽の報告をしていた事実が判明。12月25日付で、関東財務局長より、不正又は著しく不当な行為を行なっている状況があるとして、第二種金融商品取引業の登録取り消しと、業務改善命令を受けていた。
その後、弁護士による調査を実施した結果、投資対象のワイン商品在庫が激減していた事実が明らかとなり、今回の措置となった。
なお、現在未償還のファンドは合計14本、未償還の出資金総額約36億7372万1900円で、未償還出資者は523名。
負債は債権者約530名以上で、約40億円を超える見込み。