RE: 英スパークリングワイン、最優秀賞受賞に地球温暖化の恩恵

今年1月、イタリアの権威あるワイン品評会で、ロデレールやボーリンジャー、ポメリーといった多くの著名なシャンパンを下して、英国のワイナリー「ナイティンバー・エステート」のほとんど無名のスパークリングワインが「世界最優秀スパークリングワイン賞」を受賞した。
 また、英国が昨年、20カ国・地域(G20)首脳会合を主催した際もやはり、ナイティンバーの別のスパークリングワインがオバマ米大統領や、メルケル独首相、サルコジ仏大統領などにふるまわれた。

記事に政治的・経済的なにおいがしますね。

勝負させてしまうところもどうかな?とか思いますが、著名なシャンパーニュの代表が「ロデレール」「ボーリンジャー」「ポメリー」とは思えないし、そもそもイギリスの生産者は美味しい事を認めてもらいたいとは思っていたとしても、勝負して勝ちたいと思っていたのかなぁ・・・
受賞は商売的にはうれしいかもしれないですが、インターナショナルチャレンジで受賞とかなら珍しくもないし。

20世紀はイギリスのワイン商社が実質フランスのボルドーの値を決め、ワインの主要生産国でない第三国として客観的な正当な評価していたらしいし。
美味しければそれでいいんじゃないかなと。

気候の話しで言えば、異常気象でフランスで灼熱の夏で1万5000人ほど死亡した2003年。そんな年でもフランスではワインは作られています。
葡萄が干からびる程だったけど、テクニカルな対応で飲めるワインになっています。ボルドーではバブル的高騰にも繋がりました。*1
2003年とは反対の雨や雹などで悩まされた2004年だって美味しくできあがっています。*2、テクニカル的にワインの醸造工程で手を加えれば、それ相応の良いワインはできあがります。


天候も大事ですが土壌の作り方や育て方も大事だなーと。ビオディナミなんて10年くらいずっと継続的な話題性で聞いているしなぁ。
イギリスは雨が多い国って聞いているのですが、雨大丈夫なんでしょうかね?

唯一願う事といったら、偏った情報とへんなブームで市場が荒れない事!!
おいしいワインが身近になったら素敵ですね。

*1:個人的には酸で支えられていない2003年ビンテージは好みなタイプではありません

*2:こちらは酸が際立っているので好みです