綺麗に熟成した古酒シャトー・マトラス1997をあけた

ボルドーはこういう熟成感があるワインが好きです。

WINE:

日時

  • 2016年8月14日(18時頃)
  • 月齢 -・-・-
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

このワインを飲むのは3回目です。(1回目2回目
1回目に垂直でヴィンテージ違いを楽しみ、2回目は料理とのマリアージュを。
そして、3回目の今回は1本をゆっくりと向き合い飲みました。

ラムに合わせたのですが悪くはありませんでした。家ではめったに登場しないデキャンタを使い、ボトルの半分ほどをデキャンタージュしましたが、最初の一口目で「うわっ、やっちゃったかも」と感じました。温度がちょうどよく感じるのに拡散されたような弱さを感じます。

繊細すぎるワインではなかったはずと心に留めておき、料理をしながら15分おきぐらいに試飲していくと30分〜45分過ぎた辺りから焦点があってきて、ぐっと旨さがでてきました。こういう体験こそ1本と向き合わないとなかなかわからないところです。

栓抜後1時間ほどで料理ができあがった頃、最初とは比べ物にならないくらい美味しい状態で楽しめました!
これにはワインに厳しめのコメントが多い妻も「私好み」と太鼓判。

97のワインってついこの間リリースされた感覚で、自分のセラーにも初期リリース時のボルドーが何本かあるのですが、こんなに綺麗に熟成しているのでしょうか・・・

当時97ヴィンテージはビックビンテージに挟まれ評価が良くなかったのか、ピション・ラランドが4,980円で買えたことを覚えています。こんなことなら当時もっと買っておけばよかったなぁ。

でも、状態が悪くてあけてがっかりが続くとなんでこんなに買っちゃったんだろうと後悔したり。
I am wine gambler.

Photo

ボトルのネックに澱がべっとりとついています。
これを熟成感の指標のひとつにしている人も多いのではないでしょうか。

レンガ色でクリアでした。