メゾン・ルロワ・ムルソー1999 6本目を飲んだ

もうこのロットのムルソーを飲み出してから半ケースになりますね

WINE:

  • ビンテージ:1999
  • 生産者:メゾン・ルロワ
  • 産地:ムルソー

日時

  • 2011年5月10日(21時頃)
  • 月齢 7.2・小潮・プラス周期
  • 栓抜時:潮位(148)方向(満潮)
  • 当日潮位:満潮(148)干潮(46)

NOTE:

また、この季節がやってきました。もう3年越しですね。
何本持っているのかって?あと数年いけるくらいは持っています。

今回のボトルも同じコルクです。
前回までと違う所は香りがしっかりたちこめる事。3回目や4回目と比べると天地の違いがあります。

前回までのボトルの価値が5%くらいだとすると、今は65%くらいはあります。香りだけでなく液体も時間の経過と共にすごく開いてきました。厚みや複雑さはないものの、ワイン自身を楽しめる普通のシチュエーションがうれしい。ビネガー化してないし、もう少し熟成感がでたら美味しくなるのではという可能性さえ感じます。

数年間待ってみるものですね。こんなにも変化するなんて・・・
状態が悪いというロットだと思っていたのですが、これがたまたまの当たりボトルだったのか、それとも。。。

こんな話しをご存知でしょうか。

古くからブルゴーニュワインの輸入や小売りに携って、表舞台からは引退したAさんと数年前に話しをした時。

「ルロワ?そういえば、私の知り合いにボトリングしている人いるよ」

「そこに行くと『その辺に転がっているACブルゴーニュ持っていってもいいよ』と言われるけど、メゾンのACブルはイラネと断る」

「メゾンのオールドビンテージってなんでピンピンしていると思う?」

「それはね。ある事を行うんだ。その時にXXしすぎるとXXになるんだよ。」

こんな話しです。ワイン生産者や流通業界では既に知られていることかもしれませんが、こういうブログという場で書く事でないと思うので詳細は控えます*1、実はこのボトルが熱劣化だけでなく、そのXXしすぎちゃったロットだったんじゃないのかなと。

そうすると、このボトルの状態に納得いきます。このボトルでもドーヴネや本来のメゾン・ルロワボトルに比べたら、閉口するレベルですが定点観測は楽しいです。

リリース後の健全なボトルで15年くらいに渡って2ケースくらいの量を定点観測したいなー。

*1:興味があって知りたい人は私に逢った時にでも直接聞いてください。