1988年のブルゴーニュワインの記録をブログに書きとめる
若々しく熟成感いっぱいのメルキュレを飲みました。
日時
- 2010年11月23日(19時頃)
- 月齢 2.3・大潮・プラス周期
- 栓抜時:潮位(145)方向(マイナス)
- 当日潮位:満潮(189)干潮(12)
NOTE:
ここ最近シャルドネばかり飲んでいたので、ピノ・ノワールが飲みたくなりました。今あけるのに妥当なボトルがリビングのセラーにはこれしかなかったので選択。ネゴシアンボトルで更にメルキュレというマイナーな地域なのにそこそこ強気のお値段だったんですが、現時点ではこのヴィンテージでよい状態のボトルとなるといたしかたありません。
コルクの上部まで染み渡りボロボロ加減がリコルクされていない事がわかります。少し埃っぽい香りの中に熟成香がまざっていました。最初に感じた埃っぽさは時間が経過すると弱まった気がします。液体は少しとろみがあり経年分の薄さはあるけどそれでも濃いです。
飲んでみるとダシ系とはかけ離れた印象。若い頃濃かったと思われるワインの素性が感じれるようなパワーがあります。88年という22年も経ったワインとは思えないくらいピチピチなんです。渋くもなく、薄くもなく、絶妙なバランスがいい感じです。格という一つの境界線を越えてないワインでスケール感は全くありませんが美味しかったです。
22年前というとまだ少年期でした。昭和から平成に変わった年なんですよね... このワインと自分が生きてきた年数を比較するとこんなに生き生きしているのがびっくり。ただのメルキュレ村名ワインなのに。
2日間に渡っていい状態を保ってくれて、ボトルの上部から中部あたりは滑らかで甘酸っぱくて美味しい夕飯と一緒に飲んだら少しばかり幸せを感じました。瓶の底部は澱がたくさんありグラスに注ぐとすこしばかり澱が混ざってしますが、グラスの中で澱を沈めてあげると普通に飲める範囲で2回ほど沈めてできる限り飲みました。
ごちそうさまでした。こういうワインを飲むとまた古酒が飲みたくなってくるなぁ。