ひさびさにブルゴーニュ赤ワインを飲みたかったのでドミノードをあけた

子供が産まれた時にお祝いで飲んだワインはドミノードだったことを思い出しました

WINE

  • ビンテージ:2011
  • 生産者:ドメーヌ・ルイ・ジャド
  • 産地:サヴィニー・レ・ボーヌ
  • 畑:ラ・ドミノード(プルミエ・クリュ)

日時

  • 2016年7月9日(20時頃)
  • 月齢 -・-・-
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

前回はジャパンインポートシステムでしたが、今回も正規輸入の日本リカーではなく並行購入の別インポータものです。
このワインは正規インポータの大きなルイ・ジャド試飲会で気に入ったワインで、前回別ヴィンテージを飲んだ時は大コケしたことを覚えています。

ひさびさにブルゴーニュをあけたということもあり、とても美味しく感じました。
というのも、透明感があって染みわたるような味わいでした。ただ、ここ最近2011年に共通して感じているのが閉じ始めているということです。2011年のワインを年あたりからたくさんあけてきましたが、ちょっと我慢した方がよさげです。次飲む時は数ヶ月先から1年後くらいにあけてヴィンテージの様子を確認してみようと思います。

アルローやユベール・リニエが陽なワインだとすると、こちらのワインは陰なワインです。

このワイン自身は飲み進めると力強さがあるワインであることが分かり、熟成感がでてきたころにはすごくいい感じになりそうですので、忘れたように保管しておきたいと思います。

Photo:

たまたま通りがかったイタリア専門ワイン店で買った自社輸入チーズの一部と一緒に飲みました

プリュムを飲んで「今飲むなら2011のカビネットはうまい」ということがわかった

前回のグラッヒャー・のシュペートレーゼに続いて、ゾネンウーアのカビネットも試します

WINE:

  • ビンテージ:2011
  • 生産者:JJプリュム(ヨハン・ヨゼフ・プリュム)
  • 産地:ドイツ・モーゼル
  • 畑:ヴェレナー・ゾネンウーア
  • 等級:カビネット

日時

  • 2016年6月26日(20時頃)
  • 月齢 -・- (-)
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

グラスの周りに微細な泡がつくのはプリュムでは定番で、微発泡の刺激はほとんどありませんでした。
シュペートレーゼが強く甘味が出ていたのに対し、こちらは現時点で全てがいいバランス。

トリンバックと比べると飲み口のタイプが違いすぎて、気付くと「ビールか!」というくらい減りが早い。
ここ最近たくさんリースリングを飲んで気付いた事があったので、それは別エントリーで書きたいと思います。

このワインもたくさん買ったので、長い期間かけて変化を楽しんでいきます。

ステーキに合わせてユベール・リニエのジュヴレ・シャンベルタンを

実はこのワイン子供の誕生日パーティーに開ける予定のワインでした・・・

WINE:

  • ビンテージ:2011
  • 生産者:ユベール・リニエ
  • 産地:ジュヴレ・シャンベルタン

日時

  • 2016年6月19日(18時頃)
  • 月齢- 小潮 (-)
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

正月に飲んだユベール・リニエのシャンボール・プルミエクリュがすごく美味しかったので、半年ぶりに期待してユベールをあけてみました。

ここ最近、ドイツのリースリングばかり飲んでいたのでブルゴーニュピノ・ノワールを飲むとお口直しという意味で、すごく美味しく感じました。妻も私も「肉が食べたいよねー」と気分が一致したので、ステーキを外食するか、それともお肉を買って自宅で食べるか?を天秤にかけて、自宅で肉を焼く事にしました。

予算は外食した時と同じくらいとしたので、そこそこいいお肉を買う事に成功しました(笑)

ステーキにかけるソースを作るに料理をしながら抜栓し味見しましたが、風味がいいですね。
シャンボールは果実味や豊かさを、モレ・サン・ドニは野暮ったさを、このジュヴレ・シャンベルタンからは鉄っぽい難しさを感じました。モレ・サン・ドニほどタンニンは強く感じず、酸が特徴的で窄まる感じの血っぽさがあったから肉にマッチしたんだろうなぁ。

ステーキに合わせている時はばっちり良さが引き立っていたのに、食後にもう一杯飲んでみるとちょっとちぐはぐ。開けた直後のあのよかった風味どこってもうたんやー。酸っぱさでバランスが崩れてしまった所を表現すると、枝からむしり取った山桃を食べているような感覚です。

あけた直後から1時間がとても美味しく感じたのは、食後に鼻がぐずってきたからかもしれません...

基本的には好きなタイプのユベール・リニエ。子供の生まれ年ワインとしてユベール・リニエも買い増ししたいです。

追記:

翌日飲んでみると、バランスがとれている。
どうやら昨日の後半は温度が低めすぎたみたい。2/3くらいは飲んでしまったので我慢して1/2くらい残しておけばよかったなぁ。

子供の生まれ年のプリュムをたくさん買って試しに1本飲んだ

試したのはグラッヒャー・エンメルライヒのシュペートレーゼです。

WINE:

  • ビンテージ:2011
  • 生産者:JJプリュム(ヨハン・ヨゼフ・プリュム)
  • 産地:ドイツ・モーゼル
  • 畑:グラッヒャー・エンメルライヒ
  • 等級:シュペートレーゼ

日時

  • 2016年6月17日(20時頃)
  • 月齢 -・- (-)
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

久々のプリュムです。妻がとても好きなワインなので子供の生まれ年のプリュムをまとめ買いしました。
秋ごろにもう少し買い増す予定で、品定めという意味で現状態を確認する為にその中から1本あけてみることに。

実は、グラッハー・エンメルライヒは初めて飲むかも知れません。値段的にはベルンカステラー・バードスチューベ >> グラッヒャー・エンメルライヒ > ヴェレナー・ゾネンウーアですが、個性の違いくらいで格や造りの違いについては申し分ないはず。

開けてグラスに注ぐとプリュムの個性でもある微発泡とわかる細かな泡がついています。この間飲んだレープホルツの時と比べると微々たるもので、いつもと変わらぬ感じ。シュペートレーゼだけあって甘味が全面的に出ていますが、セラー温度くらいだとちょっと緩く感じて11度前後で飲んだ方が締まった感じで美味しく飲めました。

鼻がぐすぐすしており嗅覚と味覚が落ちているのは自覚していたものの、時期的なものか酸が弱めに思いました。あと5年〜10年位して飲むとバランスもとれてきて、良くなってくるのでは?と...

美味しいのには変わりないのですが、ピュアさと複雑さの両方の面で物足りなく、来月か再来月くらいにはヴェレナー・ゾネンウーアのカビネットも試してみようと思います。

第10回Nさんの手料理&ワインの会に参加しました

今回は特に料理とワインの美味しさとバランスが素晴らしかったです!

ワインリスト

  • NV シャンパーニュ・ロゼ 泡(生産者:アンドレ・ロベール)
  • 2007年 シャンパーニュ・セデュクション 泡(生産者:アンドレ・ロベール)
  • 2013年 ピュリニー・モンラッシェ 白 (生産者:フィリップ・パカレ)
  • 2014年 アルザス ピノ・ブラン オーセロワ ヴィエイユ・ヴィーニュ 白 (生産者:ドメーヌ・ショフィット)
  • 1997年 シャトー・マトラス 赤
  • NV シャンパーニュ・ヴォリュプテ 泡(生産者:アンドレ・ロベール)
  • 2013年 ジュヴレ・シャンベルタン・ペリエール・プルミエクリュ 赤(生産者:フィリップ・パカレ)

料理

  • スターター
  • 前菜
  • メインその1
    • ホワイトアスパラガスと生ハムのバターソース
  • スープ
    • 新玉ねぎの冷製スープ
  • メインその2
    • 豚肩ロースの煮込み、トマトとグリーンピース入り
      • 付け合わせに平野さんが長野に山菜取りに行ってプロの人にもらったわらびを添えて*1
  • デザート
    • ティラミス

日時

  • 2016年5月29日
  • 平野弥にて

NOTE:

約半年ぶり。待ちに待ったNさんの手料理会。
最近の傾向として料理がある程度決まっていても、当日までどんなワインがでるか公開せず、当日セレクションされます。

それでも、一品一品ぴったりで、気負わずリラックスしておいしいワインと料理を楽しめるのは素敵です。こういう特別な日が日常と思えるのがしあわせな瞬間かもしれません。

お料理:

スターター



ディップは色をみるとアボガドベースかな?と思ったのですが、正解はパプリカ。香りがさわやかで春を感じさせます。
駆けつけ一杯のシャンパーニュで、食への渇きを潤してくれました。

前菜

前回はマグロのカルパッチョだったのを、今回は季節感を出して材料を変えてカツオに。
カツオだとどうしても生臭くなってしまいがちなのに、まったく気にならないというのが料理上手です。

これに合わすワインはブルゴーニュ赤も考えていたみたいですが、もうちょっと泡を飲みたくというリクエストと「このシャンパンなら合いそう」ということで、選ばれたシャンパンですが、ぴったり。

焼き茄子とホイップの層を一緒に食べるとカツオ絶妙に合いました。ナスに合わせるという発想は斬新です。

メインその1

私がNさんの手料理の中で好きなお品ベスト5にはいるかもしれません。
過去に3度ほど頂いている気がしますが、何度食べてもおいしいです。
ヴァン・ド・ペイ・ブランと合わせた時もすごくマリアージュしているなと感じましたが、今回は違った意味で洗練されたマリアージュに感じました。

過去にラモネの「シャサーニュ・モンラッシェ・モルジョ」と合わせた時は、ワインがおいしい、ホワイトアスパラもおいしいと満足していたのですが、今回のパカレは満足が更に高く、バターと生ハムのふわっと包み込み、水っぽいとは違う、みずみずしい広がりが澄んだ水のように流れを感じ、互いが良さを高めあっている最高の組み合わせでした。

ワイン単体とこの良さの1/3くらいしか楽しめないような気がします。比較試飲すると地味なのかも。余韻が長かったり、ドーヴネのようなオイリーな特徴を持つワインに印象をもってかれそうです。(笑)

「なぜムルソーじゃないんですか?」と質問した時に、飲んでみるとすごくわかる的を得た回答をもらったのですが、他の話も盛りがって忘れてしまいました・・・

あのムルソーのオイリーな感じが、この丁寧にソテーされたバターの質感とは違うなというのはピュリニーを飲んでから理解できました。

ブルゴーニュを代表する白ワインの村3つそれぞれで個性が違うというのを、料理を通してわかったのはいい経験です。

スープ

実はこの料理、写真を撮るのを忘れてしまいました。
食感やテイストはヴィシソワーズに似ていたのですが、タマネギなので味が違います。
新玉なので辛くなりがちと思いきや、甘いんです。
この甘さは新玉をじっくり火をいれてからフードプロセッサにかけ、タマネギだけで出したそうです。

小さいスプーン2〜3杯分くらいですが、おかわりさせて頂きました。
この料理の為だけにアルザスピノ・ブランを合わせたのですが、びっくりするくらい、これもぴったり。

あまり褒めてばかりだと怪しいのですが、今回の料理とワイン達は相性良すぎで手放しで褒めたくなります。

値段がそんなに高くないワインなのに、お互いがすごく引き立ち素晴らしいですね。酒質が素晴らしいワインを楽しむ以外には、ワインと向き合うにはどうするといいのか?といういい例でした。

メインその2

豚肩ロースを塩を利かせて煮込んであります。しょっぱくない程度にいい感じで塩がビシッと効いて、ボルドーワインがぶつかります。1週間前にマトラスの4ヴィンテージを飲んだ時に「肉に合わせたい」というこの想いが届きました。

わらびはフォークを入れると少しぬめりがあり、新鮮で周りの素材にフィットしてました。

デキャンタージュしてすぐ飲めました。輸入して1ヶ月しか経ってないそうで、このポテンシャルだとすぐに売れてしまいそう。参加者の方が当日もこれを飲んで数本買ってて、ボルドーがど真ん中じゃない私でさえ、これだと売れるよなと思ってしまいました。私も買おうかな・・・

デザート

Nさんお嬢さんの手作りティラミス。
マスカルポーネチーズの使い方がうまくておいしいです。卵や卵白でインパクトだしていないあたりがお菓子作り上手なポイントかも。

シャンパーニュであわせたのですが、ティラミスのガツンとした甘さが勝ってしまっていた気がします。他の組み合わせが良すぎたので、普通に合うだけだと満足し切れなかったのかもしれません...
自分の中で、甘口ドイツワインと合わせる組み合わせをこのブログを書きながら思いついてしまいました!

追加の差し入れ:

この会に参加される方はみんなブルゴーニュワイン好きです。めずらしいことに1本もブルゴーニュ・ルージュが出なかったからか、話しも盛り上がってきた所で1本参加者から「ブルゴーニュ赤おまかせで」の追加のお願いがでました。

そして、出てきたワインがパカレのジュヴレ・シャンベルタン・ペリエール・プルミエクリュ。1週間前にわずか一杯(それもわずかに)だけ飲んだワインで、また開けてすぐのを飲んでみたいなと思っていたら、こんなにすぐに出会えるとは...

すごく美味しかったです。2杯ほどいただきました。パカレいいよパカレ。好みを言うと個人的にはパカレはルージュよりブラン。パカレよりユベール・リニエかもしれません。

季節の写真

当日テラスの外に薔薇が綺麗に咲いていました。

前日に野生のメジロを見かけました。

*1:話しを端折っているのでなんのこっちゃですね(笑)

2011年のターニッシュ・ドクトール・カビネットは面白い

最初は甘味が強よすぎて酸が負けてしまっていると思ったが...

WINE:

  • ビンテージ:2011
  • 生産者:ドクター・ターニッシュ本家
  • 産地:モーゼル
  • 畑:ドクトール
  • 等級:カビネット

日時

  • 2016年5月7日(22時頃)
  • 月齢 -・-・(-)
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

先日飲んだケラー・ライムストーン・カビネットとは全然違うタイプでした。
ケラーは透明度が高い食中酒なクリアで綺麗だったのに対し、こちらはあけた瞬間からふわっと杏を感じさせるような香りと味です。全体的にシュペートレーゼかアウスレーゼ?と思わせるような甘さ。

ケラーは残糖量:25.1 g/L、酸含有量:6.5g/L、 アルコール度数:11.5%で、ターニッシュはALC:8.0%なので全然違いますね。残糖量は記載がなかったのでわからないがケラーよりは高そう。

ドイツワインには甘口でも酸がピリっと下に感じるタイプのワインがあるが、こちらのターニッシュのワインは一切そんな事はなく、良くいえばやさしいワインで、悪くいえば締まりがないワイン。そんな感じです。

これはデザートワイン的に飲むのがあっていてデザートのアイスクリームと一緒に飲んだり、お風呂上がりで寝る前に飲むのがよさそう。
ただ、飲み方次第で表情がすごく変わります。

温度を10度前後くらいの低めにすると、甘さが全面に出ていた顔を潜め、温度が1〜2度高かった時には見られなかった程よい苦めのインパクトが加わって、弱い酸が甘味を包みキュっと締まって球体的なワインになります。

たまに球体と表現されるのを聞くことがあるのですが、よく意味がわかっていませんでした。私がここでいう球体は一般的に使われている球体という表現と意味合いが異なるかもしれません。口の中で液体の要素が合わさりあって舌を包み込むような感じになり、液体がでんぐり返しになってふわっと喉をすり抜けていきます。

美味しいワインだと減りも早いです。
トロミもありバランスもとれているので超熟タイプに認定します!*1

*1:ドイツワイン2011年を試し飲みをしています。残りは10年後に飲もうという意味を込めるだけで何も保証しません...

子供の5歳のお祝いは風邪でスッキリしないことに

予定ではブルゴーニュの赤ワインをあけようと思っていたけど急遽こちらに

WINE:

日時

  • 2016年5月5日(19時頃)
  • 月齢 -・-・(-)
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

早いモノでもう5年です。

予定では誕生日パーティーをする予定でしたが、子供が風邪をひいてしまったため誕生日はケーキを食べたくらいで、パーティは取りやめ、ランチやディナーは普段の週末と同じでした。ワインは体に優しい野菜ベースの麺にあわせたんだけど、バッチリあってよかった。

ファーストインパクトで非常に弱い苦味を感じ、その後、甘味が絡みつかない感じでスッキリと流れていきます。軽いワインなので中華でもメイン料理のような味が濃い重厚なモノにはあわないかも。

ワインの話はこのくらいにして、5年経った子供の話をすると、4歳の時に比べて明らかに幼児になってきています。この頃の子供らしい個行動が目立ちます。

  • ウ○コやハナ○ソやお○りなどの単語に過剰に反応しバカうけする
  • 冗談で「〜〜〜が〜〜〜だったらどうする?」と変な事ばかり面白い事を考えている
  • 人がやっていることやモノや環境をうらやましがり自分もやりたい欲しいと思いねだる
  • 面倒くさい事とやりたい事の差がはっきりし感情やいいわけをしっかり使い分ける
  • 見せたがる・言いたがる自己主張がすごい

身支度や出先でのマナーなどそういった事もできつつあり、人間らしくなってきて感心する反面、かわいさがきっと今がピークなんだろうなぁと痛感しています。たぶん、今年や去年辺りがかわいさのピークで、抱っこやおんぶもたまにねだりますが、もう独り立ちしそう...

ボクシングごっこで「えいえいえい」と弱っちいパンチを繰り出しきて、それを受けてあげて軽くコチョコチョするくらいのジャブをかえすとすごく喜んでくれてカワイイ。

そんなこんなで幼児として遊べる最後に近いかな。今年はどんな成長を見せてくれるんだろう。今年のケーキはホールのチョコレートケーキでした!