子供の生まれ年のプリュムをたくさん買って試しに1本飲んだ
試したのはグラッヒャー・エンメルライヒのシュペートレーゼです。
日時
- 2016年6月17日(20時頃)
- 月齢 -・- (-)
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
久々のプリュムです。妻がとても好きなワインなので子供の生まれ年のプリュムをまとめ買いしました。
秋ごろにもう少し買い増す予定で、品定めという意味で現状態を確認する為にその中から1本あけてみることに。
実は、グラッハー・エンメルライヒは初めて飲むかも知れません。値段的にはベルンカステラー・バードスチューベ >> グラッヒャー・エンメルライヒ > ヴェレナー・ゾネンウーアですが、個性の違いくらいで格や造りの違いについては申し分ないはず。
開けてグラスに注ぐとプリュムの個性でもある微発泡とわかる細かな泡がついています。この間飲んだレープホルツの時と比べると微々たるもので、いつもと変わらぬ感じ。シュペートレーゼだけあって甘味が全面的に出ていますが、セラー温度くらいだとちょっと緩く感じて11度前後で飲んだ方が締まった感じで美味しく飲めました。
鼻がぐすぐすしており嗅覚と味覚が落ちているのは自覚していたものの、時期的なものか酸が弱めに思いました。あと5年〜10年位して飲むとバランスもとれてきて、良くなってくるのでは?と...
美味しいのには変わりないのですが、ピュアさと複雑さの両方の面で物足りなく、来月か再来月くらいにはヴェレナー・ゾネンウーアのカビネットも試してみようと思います。
カルホイザーホーフベルグのグローセス・ゲヴェクス(GG)を飲んだ
ラベルが新しくなってシンプルになってしまいちょっと名残惜しい...
WINE:
- ビンテージ:2010
- 生産者:カルトホイザー・ホーフ・ベルグ
- 産地:ドイツ・モーゼル
- 格付:グローセス・ゲヴェクス
日時
- 2016年6月13日(20時頃)
- 月齢- 小潮 (-)
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
4ヶ月前には30年以上まえのカルトホイザーホーフベルグをあけましたが、今回は6年もの。
そして、その時にこんなコメントを残していました。
まとめ買いをした90年のアウスレーゼがとても美味しかった覚えがあるので、また久々に買ってみようかなという気になりました。トロッケンも試してみたいです。
ひさびさに買ってみようと思って調べてみると、どこにも売っていない。
なんと悲しい事に日本に輸入されなくなってしまっていたのです。これを発端に海外から購入してみようとなって、少し旅疲れを休ませて、今飲んでいます。
2000年代に入って、カルトホイザーホーフは辛口ワインをよく出すようになっていて、ドイツでも辛口ワインが名手な生産者として認知されるようになっているようです。
GGと言っても、価格は甘口のアウスレーゼとそれほど変わらずクオリティもそれなり。
先日飲んだレープホルツと比べると濃さがあります。アルコールや残糖感が高く、ブルゴーニュブランが余韻として拡がっていく傾向に対しこのワインは収縮していく傾向にありました。辛口のスッキリ感がブルゴーニュの酸っぱい系統のワインと違い、包み込んで沈み込んでいきます。
ゴールドカプセルでランクの高さを演出しているのとは裏腹に、コルクはかなり短め、中身では素朴に癒してくれるいいワインでした。
2011年のターニッシュ・ドクトール・カビネットは面白い
最初は甘味が強よすぎて酸が負けてしまっていると思ったが...
日時
- 2016年5月7日(22時頃)
- 月齢 -・-・(-)
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
先日飲んだケラー・ライムストーン・カビネットとは全然違うタイプでした。
ケラーは透明度が高い食中酒なクリアで綺麗だったのに対し、こちらはあけた瞬間からふわっと杏を感じさせるような香りと味です。全体的にシュペートレーゼかアウスレーゼ?と思わせるような甘さ。
ケラーは残糖量:25.1 g/L、酸含有量:6.5g/L、 アルコール度数:11.5%で、ターニッシュはALC:8.0%なので全然違いますね。残糖量は記載がなかったのでわからないがケラーよりは高そう。
ドイツワインには甘口でも酸がピリっと下に感じるタイプのワインがあるが、こちらのターニッシュのワインは一切そんな事はなく、良くいえばやさしいワインで、悪くいえば締まりがないワイン。そんな感じです。
これはデザートワイン的に飲むのがあっていてデザートのアイスクリームと一緒に飲んだり、お風呂上がりで寝る前に飲むのがよさそう。
ただ、飲み方次第で表情がすごく変わります。
温度を10度前後くらいの低めにすると、甘さが全面に出ていた顔を潜め、温度が1〜2度高かった時には見られなかった程よい苦めのインパクトが加わって、弱い酸が甘味を包みキュっと締まって球体的なワインになります。
たまに球体と表現されるのを聞くことがあるのですが、よく意味がわかっていませんでした。私がここでいう球体は一般的に使われている球体という表現と意味合いが異なるかもしれません。口の中で液体の要素が合わさりあって舌を包み込むような感じになり、液体がでんぐり返しになってふわっと喉をすり抜けていきます。
美味しいワインだと減りも早いです。
トロミもありバランスもとれているので超熟タイプに認定します!*1
手元で寝かせたカール・エルベスのエルデナー・トロプフェン90を飲んだ
15年くらい前に入手したものです
WINE:
- ビンテージ:1990
- 生産者:カール・エルベス
- 産地:ドイツ
- 畑:エルデナー・トロプフェン
- 等級:アウスレーゼ
日時
- 2016年2月13日(20時頃)
- 月齢- 小潮 (-)
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
なつかしい。引っ越し記念に知人から頂いたワイン。だったような...
比べてしまうのは年末に飲んだエゴンミュラーの98カビネット。等級はカビネットなのにやっぱエゴンミュラーの方が酸・甘味の両面でうまかったなぁ。記憶が薄れているのですがカール・エルベスはすこし苦味というか雑味があったかも。期待していたほどではなく、この手のワインは日もちするので(数日間かけて飲みました)もう一本あけようかなという気になりました。
ドイツワインは買い足してもすぐ飲んでしまい、セラーで寝かせてあったものも消費するばかりでドイツワインのストックが減ってきていますが、まだ1ケース分くらいは残っているはず。最近はアルザスワインも好きでよく飲むのですが、やっぱドイツワインの癒される感じはブルゴーニュやアルザスとは違った良さがありますね。
ピークアウトしたカルホイザーホーフベルグの82カビネット
単一畑時代のSangです
日時
- 2016年2月13日(20時頃)
- 月齢- 小潮 (-)
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
カール・エルベスのワインがちょっと肩透かしだったので、このワインを比較の為にあけました。
随分昔に当時でもバックヴィンテージで掘り出し物として見つけ買った物。
元々ここの生産者のワインは好きでよく飲んでいたのですが、単一畑でリリースされていた時期のものは今では全く見かけなくなりました。
あけてみると、アルコール・甘味が抜け切って水のようにピークアウトしていました。
しかしながら飲めない事もなく最後まで美味しく飲めました。ブルゴーニュの古酒は色が濃くなったりシェリーっぽくなりがちなのに比べ、このワインは全く逆の傾向だったのが興味深かったです。
まとめ買いをした90年のアウスレーゼがとても美味しかった覚えがあるので、また久々に買ってみようかなという気になりました。トロッケンも試してみたいです。
2015年を締めくくるワインはエゴン・ミュラーのシャルツ・ホーフ・ベルガー98
競売会ロットをあけました
日時
- 2015年12月30日(21時頃)
- 月齢- 小潮 (-)
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
3年ぶりにこのワインをあけました。前回は劣化していたみたいだけど今回はばっちり。
カビネットだけど甘さもあって酸もキレキレ。液体にとろみもでてきて至福のワインになっていました。
クリアさが少し欠けているので、もうちょっと状態がよければ完璧でした。合わせた料理は中華街で買ったアヒルの薫製とチャーシュー。
美味しすぎてボトルの2/3ほど飲んでしまい、セーブしないと翌日に持ち越せない程どんどんと飲んでしまう。
自分はやっぱりドイツワインが好きなんだなと実感します。
リビングのセラーに何本かオールドヴィンテージのドイツワインを入れたので近々あけてみようと思います。