第2回Nさんの手料理&ワインの会に参加しました

第2回のお題は「ホワイトアスパラガスを楽しむ」です。

ワインリスト

  • 生産者:アンドレ・クルエ
    • シルヴァー・ブリュット・ナチュール
  • 生産者:ジャン・フルニエ
    • 2010年 マルサネ・ロゼ
  • 生産者:コルディエ・ペール・エ・フィス
    • 2006年 プイィ・フュイッセ・ヴェール・ピュイイ
  • 生産者:コルディエ・ペール・エ・フィス
    • 2006年 プイィ・フュイッセ・ヴェール・ピュイイ
  • 生産者:シャトー・ド・フュイッセ
    • 2000年 プイィ・フュイッセ・コレクション・プリヴェ
  • 生産者:アラン・コシュ・ビズアール
    • 1976年 ポマール ヴィエーニュ・ヴィーニュ
  • 生産者:エゴン・ミュラー

料理

  • タラコとマスカロポーネのディップ
  • 小海老とプチトマトのスティック
  • アンチョビ、スモークサーモンの取合せ
  • トマトの冷製スープ ヨーグルト風味
  • ホワイトアスパラガス、生ハムとバター・ソース 
  • ポークフィレ・メダリオン アルロネーズ風、 温野菜を添えて
  • りんごのタルト

日時

  • 2012年6月10日
  • 平野弥にて

NOTE:

この会の時に体調は悪かったのですがその後体調を崩してしまい、更に妻が1ヶ月以上会社を休むほど体調を崩し、子供も2ヶ月以上体調を崩し最終的に肺炎にかかって、このエントリーを書いている本日やっと、お医者さんから子供が完治したと診断いただいたので、遅ればせながら書いています。

もう2ヶ月以上前のことになるかと大変な日々をふりかえってあっという間に過ぎてしまった印象です。

当日は鼻が効いていなくてワインの良さを存分に楽しめなかったのですが、料理・ワインとも美味しくて、2006のコルディエ・プィイ・フィイッセが適度に熟成されていて好印象でした。

料理が今回も素晴らしく、楽しい会話と食事で時間を過ごす事が出来ました。秋口にはまた開催したいねーと言っていたので、暑さが過ぎ行く頃また開催できるといいなぁ。

お料理:






少し熟成したマルサネの白ワインを飲んだ

掘り出し物のマルサネ白です。

WINE:

  • ビンテージ:2005
  • 生産者:ドメーヌ・ジャン・フルニエ
  • 産地:マルサネ
  • 畑:クロ・デュ・ロワ

日時

  • 2012年5月22日(20時頃)
  • 月齢 -・-・-
  • 栓抜時:潮位(-)方向(-)
  • 当日潮位:満潮(-)干潮(-)

NOTE:

フルニエのクロ・デュ・ロワ・ブラン。

フルニエと言えば、マルサネの3つの畑「ロンジュロワ」「エシェゾー」「クロ・デュ・ロワ」が注目の的ですが、その中のクロ・デュ・ロワはブランも作られています。

飲んでみると、適度に熟成感がでていてアルコールはやや高めに感じました。栓抜き後の香りを嗅いだ時に少し不安を感じたのですが、もわっとした香りはすぐに飛んでしまいましたが、香りが終止弱かったです。

コルディエの2009のジャン・ド・ラヴィーニュとよく似た酒質だったのですが、樽から来るニュアンスなんでしょうか、やや厚めの化粧をした感じ
で少しぼてっとして垢抜けないというか...

3月に飲んだキュベ・サンチュルバン2005の方が酒質は弱かったのですが、綺麗で熟成感も良かった気がします。

香りから期待する味わいより良く、2日間でするっと飲んでしまいました。

Nさんの手料理とワインの会に参加しました

昨年末に平野弥さんのワイン会でお逢いした方々と意気投合して実現しました

ワインリスト

  • 生産者:シャトー・ド・フュイッセ
  • 生産者:ジャン・フルニエ
    • 2005年 マルサネ・キュベ・サンチュルバン・ブラン
  • 生産者:ファビアン・コシュ・ブイヨ(アラン・コシュ・ビズアール)
    • 2005年 ピュリニー・モンラッシェ・ガレンヌ 1er
  • 生産者: ドメーヌ・ド・クロ・サロモン
    • 2009年 ジヴリー・クロ・サロモン 1er
  • 生産者: ドメーヌ・リュシー・エ・オーギュスト・リニエ
    • 2004年 モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ "キュベ・ロマン・リニエ"
  • 生産者: ドメーヌ・コルディエ・ペール・エ・フィス
    • 2006年 プイィ・フュイッセ・ジュリエット・ラ・グランデ

ここからは2次会

  • 生産者:シモン・ビーズ
    • 2002年 ピュリニー・モンラッシェ・ガレンヌ 1er
  • 生産者:ジャン・ミシュロ

料理

  • 胡桃とサワークリームのディップ
  • オリーブとグリュイエールのスティック
  • サーモンマリネ・菜の花付け合せ
  • 生ハムの盛合わせ・グレープフルーツ添え
  • サラダ・ニソワーズ
  • ブッフ・ア・ラ・ブールギニョンヌ(牛バラ肉の赤ワイン煮)
  • グラタン・ド・フィノア(ジャガイモのクリームグラタン)添え
  • デザート・ホワイトチョコのムース イチゴとオレンジのコンフィチュール

日時

  • 2012年2月5日
  • 平野弥にて

NOTE:

寒い中実現しました。

それぞれが昨年末に初めて出逢って楽しい食事と美味しいワインに囲まれて、Nさんの料理話で盛り上がりトントン拍子でこの会を開催できることになりました。

前回と同じくとても楽しい一日でした。

スナップショットベースで(料理の)感想を。食事をしながらした会話は何気ことからお互いの事の小話など。

アミューズ的なパン

バケットクルミサワークリームのディップをつけて頂きました。このディップが美味しくてパンを最初からガツガツ食べてしまいました。私的にこの日のマイヒット。

泡を合わせたのですが、この泡はたぶん3回目の体験。このボトルは少し香りにちょっと癖があるなぁと感じました。嫌な感じというわけじゃないんですけど何か鼻にひっかかる印象。とはいったものの美味しい泡ですぐに飲み干しました。

アミューズその2

シンプルに串刺し。グリュエールはやや新し目(だと思います)でした。
これには私からの差し入れのフルニエのマルサネ・ブラン。最新のリリースヴィンテージから5世代前の2005年。以前に飲んで意外と美味しいなと思って買ったもの。

いい感じで熟成が進んでいて美味しかったです。香りがとても開いていて軽めのナッツのような熟成香と花系の華やかな感じが混ざっている感じでした。香りだけで嗅いでいてもいいくらい。

味は各要素が弱めでしたが時間をかけてゆっくり飲むとしみじみと満足できるタイプ。こちらもスルスルとはいっちゃいました。こういうワインを8年くらい熟成させて回していけるようストックしたいなぁと改めて感じました。

また、少し自分で成長したなと感じた所は、美味しいけどこの内容と酒質だと次のワインで後戻りできない差があると予測できた事。皆さんにボトルに残っていた分も飲みきって頂きました。

オードブル

力作です。サーモンは宮城産で1本から下ごしらえされたそう。付け合わせの菜の花が相性ぴったりでもう完璧。この時点で趣味のレベルからレストランやビストロで出されていても良いと思える手のこみよう。

生ハムもイタリアの厳選されたものらしく、美味しかったです。

これらに合わせるのが、コシュ・ブイヨのガレンヌ。2005ビンテージの白は飲み頃にさしかかってきましたね。フルニエのマルサネ・ブランと比べると酒質が2〜3段階くらい違いました。純粋に香りもよくて美味しく、料理も活かしてくれました。本日のベストブラン。

サラダ

オリジナルドレッシングがかかって美味しかったです。ドイツでは一人これくらいのボールででてくるそうです。

次の前座のワインとしてクロ・サロモンが登場したんだけど、ちょっとかわいそうでした。というのも、閉じていて以前に飲んだ2008とは随分印象が違います。タンニンも強めでここまで違うのかと思ってしまうくらい。一つ前の白が飲み頃がバッチリで開いていたから相対的に...

メインの肉料理


牛バラ肉を赤ワインで煮たもの。水はいっさい使わずブイヨンとフォンドボー(だったと思います)で前日から仕込まれた一品。ブイヨンとフォンドボーは業務用のものをこの日の為に仕入れて頂いたみたいで、準備に手がかかっていて感心するばかりました。ソースに使うワインは良すぎると逆にバランスが難しくなるので、チリワインとブルゴーニュワインを使ったそうです。

これに合わせるワインが、メインのモレ・サンドニのプルミエクリュ。2004年でキュベ・ロマン・リニエと言えば、もう歴史に残るくらいのあれですね。あれ。今2004年のワインが美味しくなってきているようで、このワインだけはすぐに決まったそうです。

色も少しレンガがかって色で熟成感もでてとても美味しかったです。今更ながらもう少し印象に残った事はメモとっておいてもよかったなーと...

デザート

パティシエ?綺麗に3層分かれていて、ムースもゼリーもおいしかった。
ジュリエット・ラ・グランデは熟成してきて安定度が高くて美味しい。甘口ワインの部類なんですど、余韻が短い甘さでした。品があるというのか、単体でデザートになりきれないワイン。そんな感じです。

たくさん飲みました

適度な量でたくさんのワインをいただきました。今回のワインは飲み頃のワインも多く自分好みのタイプが揃っていました。おいしい食事とワインありがとうございました。

2次会


今日はもう少し飲めるので、そのまま「追加でもう一本あけたいのですが」と言ってレコメンドして頂いた1本。レアものです。

かくかく然々でラベルが剥げちゃっている謎のボトル。中身はシモン・ビーズのガレンヌ。今日飲んだコシュ・ブイヨと比較するのにもいいし、モレサンドニの印象が残っている中だと赤は相当いいモノじゃないとキツイということでしたので、これに。

コシュ・ブイヨの方が格が一つ上に感じるくらいの差がありました。でも、これはこれで美味しい。レア度の方が中身を勝っている感じ。比較すると面白いモノですね!

最後に帰りがけに既に開いていたボトルを試飲させて頂きました。3日ほど経っている93ムルソー。古酒のニュアンスが出始めていて、古酒好きにはよさそう。悪くはないけど良くもない。このボトルがバランスがとれていないだけで、たまにはこんなのも飲みたいなーと思える1本でした。

最後に

今回は「美味しかった」というフレーズを連発してしまいました。
ということで、次も楽しい会が開催できる事楽しみにしています!

ワイン会でDRCの古酒ロマネ・サン・ヴィヴァン1974の3Lボトルを飲んだ

ワイン会でDRCの古酒でしかも3Lボトルという貴重なワインを飲むという体験をしました

ワインリスト

  • 生産者:シャトー・ド・フュイッセ
  • 生産者:ドメーヌ・コルディエ・ペール・エ・フィス
  • 生産者:ジャン・フルニエ
    • 2009年 ACブルゴーニュ・ルージュ
    • 2009年 マルサネ・キュベ・サンチュルバン
  • 生産者:ドメーヌ・ラモネ
  • 生産者:アンリ・ド・バエーズ(モワラール)
  • 生産者:ドメーヌ・ド・ロマネコンティ
    • 1974年 ロマネ・サン・ヴィヴァン

日時

  • 2012年1月8日
  • 平野弥にて

NOTE:

平野弥さんの1周年記念&テラスお披露目のワイン会に参加してきました。

今回振る舞われるワインがびっくりのDRCの古酒。DRCは過去エントリーでも触れていますが偽物の数が半端なく多く、値段も希少価値から飛び抜けて高く、しかも状態が良いものとなるとお目にかかるのはかなり難しいです。

今回は、平野弥さんが兼ねてからストックしていたというボトルのようです

  • 流通経路
  • ワインの状態

の2点は信頼できます。年代物なのでブショネや雑菌などは当たるも八卦当たらぬも八卦という感じですが、熱劣化に関してはまず大丈夫でしょう。

そして、もう一個大事な事。それはこのボトルがリコルクされていないという事なんです。マグナム(1.5L)は通常のフルボトル(750ML)に比べ熟成カーブが緩やかで熟成後は同じ状態でもより美味しいと言われていますが、ジュロボアム(3000L)はさらに期待が持てます。

というところで、基本情報はこのあたりでロマネ・サンヴィヴァンの感想はのちほど。

自社輸入のデイリーワイン's

価格が3,000円前後までのブルゴーニュワインとしては日常的に飲むようなレンジがリストアップです。

このワインのほぼ全てを1度は飲んだ事はありましたが、体調が万全ではなかったこともあってか幾つかのワインがいつもより美味しく感じませんでした(まずいというわけではなく)。

泡は駆けつけ一杯には美味しかったです。真冬ながらお天気が良かったのでテラスの中はポカポカしていましたので夏でも冬でも泡は良いですね!同一銘柄が複数本あったのですがあるボトルでは左記泡が若干のブショネでグラスに臭いが移るのが嫌で回収されている様子もありました。*1

次にサン・ヴェランです。同じものを3〜4週間前に自宅で飲んでいます。その時はワインに厚みや濃さやジューシーさはなかったのですが、小さい次元でこじんまりまとまっていて美味しかったのです。それに比べ、当日の私が飲んだボトルは少しバランスが崩れていて、ワインの弱さが目立って「うっはー、うめぇ」というインスピレーションはなかったです。体調が万全ではなかったのでそれが影響していたのかなーと飲みながら思っていました。(大事なことなので2回言いました)

続いて、コルディエのワインです。2010も何度も2009に比べてこんなもんじゃないだろう... と感じました。フレッシュさに加えて果実実溢れるパワーがないのです。2009というヴィンテージの影響をもろに受けていたんですかね。2009で良い面にでたところが2010になかったとか... ボジョレーはやや冷やし気味で抜栓直後のものです。さわやかで期待値の内容。次のボトルもあるのでさくっと進んでしまいました。

さぁ残り2生産者です。一つはジャン・フルニエ、もう一つはラモネ。ACブルゴーニュ同士で比べてみるとジャン・フルニエの方が圧倒的に濃い。一方ラモネは今が一回目の飲み頃なのか香りもよくてすごく美味しい状態でした。このラモネに比べられて少しフルニエのワインがかわいそうな気がしました。

デイリーワイン感想まとめ
  • 白はいつもより本領発揮できていなかった(気がする)
  • デイリーワインではラモネが一番印象に残った
    • が... 2時間後思わぬ所で大逆転のサプライズ(後ろの方に書いています)
  • この値段なら全部納得はできる内容

前座の古酒ムルソーペリエール

歓談と飲食が進む中1時間くらいしたところで、前座のワインとしてムルソーペリエール1984がデキャンタージュされた状態で提供されました。色は黄金色。記憶では同じロットのワインを過去に2度は飲んだ事があり記憶を呼び起こすとちょうど1年前の年末。「もうピークアウトしている」と感じたと記録に残してありました。その時は同じ時に飲んだ同一ヴィンテージのモンラッシェと比べたから印象の分が悪かったのかもしれません。今回も、ピークアウトしているという印象は変わらず、酸とアルコールの支えはまだ残っているけど糖が抜けきってしまっていて、ワインのスケールとしては少し残念な感じでした。ただ、明らかに10年〜15年のワインでは感じる事ができない領域で、古酒と呼ぶにふさわしい液体となっていました。こういうワインは好みにとても左右されるので、好きな人とそうでない人がいました。2つのデキャンタを飲み比べ「私はこっちのデキャンタに入っている方が好き」「自分はこっちだなー」と分かれた意見が飛び交っていました。

ムルソーペリエールの感想まとめ
  • 古酒は飲み手の心に訴えかけてくるものがあるなぁと感じた
  • 非常に好みに左右される
  • 色は綺麗
  • シェリー香(?)はそんなに感じなかった
    • というより香りが弱かった?

DRCのロマネ・サン・ヴィヴァン

ついにきました。もう注ぐだけで会場がざわつきます。カメラの数も多かったです。色がオレンジでほんのりした香り。香りが非常に弱くこちらもピークアウトしています。2杯頂きました。1回目は巡回して注いだ上部〜中部。2回目は1巡して余った檻を含んでいるかもしれない下部。

色や香りや味は全体的に薄くなっているのですが、それが水っぽいのかというとそれは違います。紹興酒の系統に近い味わいなのですが、なんとも言いがたいのですが雑味がほとんどなくクリーンで喉を通り過ぎていく液体と化していました。こちらもグラン・ヴァンでスケールが大きいと感じたであろう時期はとうに過ぎ、私が普段飲んでいるワインという液体とは別次元の液体でした。また、ネゴシアンのデイリーなオールドヴィンテージに感じる衰退した液体とも別です。

比べ物になるかわからないのですが、1976年のクロ・サン・ジャックを飲んだ時はここまで深くは感じませんでしたし、それは普段自分が飲んでいるワインの延長にいました。一方、このワインはDRCという事が念頭にあったからかもしれませんが、脳と雰囲気でワインという形の別の物を飲んでいた気がします。

(記憶を記録する為に単純な美味しさで言えば、去年飲んだ1989年のボーカステルの方が美味しかったかも。えっ!?)

DRCはたった1〜2杯飲んでわかるようなもんじゃないですねw

DRCロマネ・サンヴィヴァンの感想まとめ
  • 古酒の次元が違いすぎる
  • 飛び抜けて美味しかったか?というとそうでもない
  • 下部も澱が混ざっていなくて美味しかった
  • 84のペリエールがあったことでとても良い比較ができた
  • DRC3Lボトルのサーブを見るだけでも価値があったw
  • いつかフルボトルとまではいかなくても、それなりの量を変化を味わって飲めればいいなぁ
  • 自分で買うとしても記念や思い出と引き換えなら価値はあると思った

まとめのまとめ

  • 楽しい会でした
  • 貴重な体験ができました
  • 普段とは違う雰囲気が味わえました(DRCはどんな飲み手でも「おぉ〜」となる)
  • みなさんワインが好きなんだなーと実感しました
  • 料理は立食で鴨や牛ほほ肉赤ワイン煮やピクルスやラザニアなど頂きました。美味しかったです。
  • 2時間経った時のロゼがやたら美味しくなっていてびっくり!!
    • DRCを飲む直前に2回もおかわりしてしまった...
    • たぶん今日一番本領発揮したワイン。

デイリーワインでも希少価値の高いワインでも集まる人や場所や雰囲気によって楽しい場になる事は変わりない。

とても良い時間を過ごせました。すてきな会を開いてくださった平野弥さん、しゃべってくださった皆さんどうもありがとうございました。

記念写真

デイリーワイン

ムルソーペリエール1984

30人分のグラスが1勢に並べられる

平野さん怒濤のサーブ

74のロマネサンヴィヴァン(38年もの)

*1:ブショネセンサーが発動されてすごい!!

ドメーヌ・ジャン・フルニエを楽しむ会に参加した

若手生産者の「歴史と伝統に踏まえ研鑽を重ねるローラン・フルニエ」のワインを楽しみました。

ワインリスト

写真は撮り忘れたので2本分だけ。

  • 生産者: Domaine Jean Fournier(ドメーヌ・ジャン・フルニエ)
  • 2005年 Marsannay balnc Cuvee Saint Urbain(マルサネ・ブラン キュベ・サン・チュルバン)
  • 2005年 Marsannay balnc Clos du Roy(マルサネ ブラン クロ・デュ・ロワ)
  • 2007年 Bourgogne Rouge(ブルゴーニュ・ルージュ)
  • 2007年 Marsannay rouge Cuvee Saint Urbain(マルサネ・ルージュ "キュベ・サン・チュルバン″)
  • 2007年 Marsannay Les Longeroies(マルサネ ルージュ レ・ロンジェロワ)
  • 2007年 Marsannay rouge Clos du Roy(マルサネ ルージュ クロ・デュ・ロワ)
  • 2007年 Marsannay rouge Les Echezots(マルサネ ルージュ レ・エシェゾー)
  • 2006年 Marsannay Trois Terres VV(マルサネ・トロワ・テール ヴィエイユ・ヴィーニュ)
  • 2007年 Cote de Nuits Villages "Les Croix Violettes Vieilles Vignes(コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・レ・クロ・ヴァイオレット・ヴィエイユ・ヴィーニュ)

日時

NOTE:

またまた、遅刻。なぜかワイン会の日に限って別の特別な予定が入ってしまう・・・なぜだろう。
到着後かけつけで白をいただきました。

ジャン・フルニエは赤がメインの生産者ですが、そんなことはなんのその白も美味しかったです。
良く聞く話で白の名手であるラモネやコシュ・デュリの赤は旨くてお買い得だけど、実は赤の作り手は白ワインが以外とお買い得じゃないのかと思っています。

シュヴロの白もフルニエの白も美味しいんですよね。ただ、シュヴロは特別キュベのアリゴテしか味わえなかった同じ程度レベルの風味がフルニエの2本には感じられました。参加してすぐに価値を見いだせて幸先がとても良かったです。

続いて、レジョナルのブルゴーニュ・ルージュを頂きました。この第一印象が香り。ボジョレー・ヌーボーを思わせるようなフレッシュ感。色はとても薄いのですが、風味や味はしっかりしているのです。香りがとても良く(イチゴとかバナナとかの直感的な香り)これだけで酔ってしまいまそうです。そして、さらっとブルゴーニュ・ルージュを飲み飛ばして、いよいよマルサネのメインの3本。

  • ロンジェロワ
  • エシェゾー
  • クロ・デュ・ロワ

特にロンジェロワはブリュノ・クレールも持っていて良いと評判を聞いているので、特に楽しみでした。が・・・
どれも旨い。本当にうまい。3本揃っている事が大事だということです。すなわちそれはテロワールの違いで好みや特徴が良く出ている作りだからだそうです。
この日は特にエシェゾーが開いていて抜群に旨かったです。「薔薇のニュアンスがある」という声も出ていて、ヴォーヌ・ロマネのあの畑の系統ですね。この3本のワインをセラーで育ててみたいと思ったくらいよかったです。なにより価格が手に届く範囲だということは大事なことですよね。いやぁ、わからないものです。あの有名なグラン・ヴァンは肩透かし、状態不安に比べると・・・

うさぎと一緒に頂いたのですが、これまた美味しかったです。おしゃべりに夢中になってしまって終盤にせかせかと食べる事に。

最後の2本はトワ・テールとレ・クロワ。トワ・テールは1ランク上の格ですが、この日のエシェゾーのインパクトには及ばなかったけどスケールは大きさは感じ取る事ができました。トワ・テールは1〜2杯だけで一番おかわりしたのはエシェゾーだったなー。

ワイン会の名のとおり「楽しむ会」となりました。こうやって同じ生産者でも畑違いで明確に違いにでて、なおかつ全部基本美味しいワインは会話も弾みます。お腹一杯の料理とワインどうもありがとうございました!

期待値の78%くらいだったブリュノ・クレール

先月閉店した楽天のワイン屋さんの閉店セールで購入したものです。

WINE:

  • ビンテージ:1999
  • 生産者:ブリュノ・クレール
  • 産地:マルサネ
  • 畑:レ・ヴォードネル

日時

  • 2009年10月29日(20時頃)
  • 月齢 11.2・中潮・プラス周期
  • 栓抜時:潮位(81)方向(マイナス)
  • 当日潮位:満潮(158)干潮(71)

NOTE:

RSS経由でブログに閉店セール情報を書かれている方がいたので、覗いてみたところブルゴーニュのめぼしいワインは売り切れに近かったです。
半額セールでなければ、購入する事のない店舗だったでしょう。

この時に既にリスクを負ってギャンブルです。ギャンブルも本気でしたいので以下の3つのことに気を付けました

  1. 高額商品は買わない
  2. 回転が早そうな物を買う
  3. 安さに惑わされない

高額商品の1つとしてジャン・ラフェのグラン・クリュやラ・ジブリオットなどが残っていましたが、手は出しませんでした。
ラ・ジブリオットは生産本数多いのかなぁ・・・イオンの酒売り場にも置いてあってかわいそうに常温で棚に鎮座されていました。

購入したのは3つです。

  • ジャン・ガローデのポマール・レ・ノワゾン2006
    • 2,990円
  • ポール・ガローデのブルゴーニュ・ブラン2006
    • 1,640円
  • ブリュノ・クレールのマルサネ・レ・ヴィドール1999
    • 2,340円

輸入業者は全てM社でした。

到着してから2週間程休ませてブリュノ・クレールを抜栓しました。まずコルクを抜いてびっくり、すごく良い香りです。かなり期待できそうと思ったら味がついてこなかったです。ちょっといがいがとした感じ。この感じは熱劣化したジャック・カシューのヴォーヌロマネ2002に少し似ていました。

直近で飲んだ赤ワインはジャン・ジャック・コンフィロンのシャンボール・ミュジニーだったけど、そっちはもっと素直に旨かった。
でも、この値段で2,340円だったら絶対買いだなーと思いました。作りの良さがわかりジュヴレ・シャンベルタン村のワインやマルサネのもう一個の畑ロンジュロワを試してみたいなーと思ってしまいます。この倍の価格を出さないといけないと思うと躊躇してしまいますが・・・

時間が経つととげとげしい差がぬけてきて、すごく旨くなってきました。1本しか売っていなかったけどもう1本欲しいなぁ。
ブリュノ・クレール好きなタイプかも知れません。

自分用にちょっとした豆知識をメモ。

ブリュノ・クレールはクレール・ダユからの派生らしいのですが、クレール・ダユからのもう一個の派生としてルイ・ジャドがあるそうです。ルイ・ジャドはネゴシアンですが自社畑を持っています。ドメーヌ・ルイジャドという表記がしてあればそれは全てクレール・ダユから継承されたものを意味するそうです。

その売却先は高名なネゴシアンのルイ・ジャド社で、これによりルイ・ジャド社は自社所有地を大幅に拡大することが出来ました。今、ルイ・ジャド社のワインで自社所有地のワインはラベルの下に小さく書かれていますが、そこで「ドメーヌ・ルイ・ジャド」と書いてあるのが元のクレール・ダユの物だそうです。ちなみにそれ以前からジャド社が持っていた畑の物は「ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド」と書かれているんだとか。確かに書き分けられているな。

素晴らしいブルゴーニュ、クレール・ダユ
http://oldvin.seesaa.net/article/107748586.html

知らなかったー。