超えられない壁を感じたワイン
2005年ヴィンテージの穏健を受けていると期待はしてみたはものの…
WINE:
- ビンテージ:2005
- 生産者:ルイ・シュニュ
- 産地:サヴィニー・レ・ボーヌ
日時
- 2014年5月15日(20時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
初めて飲んだ生産者です。バックヴィンテージが安くででてきていたのでお試しで買ってみました。
モダンな作りの生産者という前情報でしたがブランを飲む限りではぱっとしなくて期待値からすれば残念でした。妻のブラインドによる評価も悲しいもの...
たぶん、フレッシュ感がスポッと抜けてしまってアルコールが強く出ていてバランスがとれていなかったのが大きな要因です。若いうちに飲んで楽しむのが良さそうで、90年後半以降のブルゴーニュ白ワインが時代の作りの変化により、熟成能力に不安要素が残るというケースにもあてはまりそうなタイプでした。
普段は白ワインの銘酒が作る低価格帯を飲んでいますが、そちらの方がコストパフォーマンスだけを考えたら良さそうです。
アンリ・ド・ヴィラモンのエースを狙え
ドメーヌ所有の畑でたぶんエースです*1
WINE:
- ビンテージ:2011
- 生産者:アンリ・ド・ヴィラモン
- 産地:サヴィニー・レ・ボーヌ
- 畑:クロ・デ・ゲット(プルミエ・クリュ)
日時
- 2014年1月10日(22時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
2011は子供の生まれ年で結構買い込んでいます。このワインはオー・ゲットではなくクロ・デ・ゲットのほうです。
子供の成長を日々見ていて、まだまだ若いんだろうなというのはわかっていながらも追加で買い増しするかどうかの指標にしたいのであけてみました。子供は「にゃーにゃー見に行く!」とか「ネンネしない。先に絵本読んで!」など自分の意思を言葉で伝えれるくらいに成長しているので、ポテンシャルを感じるくらいのインパクトは欲しいなと。
まずコルクが上質でびっくりしました。華麗かつジューシーでおいしいです。タンニンや樽などの要素は強くなく、果実味にしても酸にしても透明性があって澄んでいます。甘酸っぱいブルゴーニュらしいワインです。
飲んでも美味しいのですが10年後は角が落ちて熟するというより、洗練されて美味しくなっているんだろうなというイメージでとっても好印象です。
ピチピチすぎるので我が子を相手にしているような感覚になるのは否めませんw
ヴィンテージが切り替わる前に買い増ししたい1本でした。そういえば、子供が産まれた時に飲んだワインもサヴィニーだったなー。
*1:別ヴィンテージですが木箱に入ったマグナムボトルもありました
ジャドのラ・ドミノードでこけた
家族の体調不良もようやく上向きになってきたのでワインをあけました
WINE
- ビンテージ:2002
- 生産者:ドメーヌ・ルイ・ジャド
- 産地:サヴィニー・レ・ボーヌ
- 畑:ラ・ドミノード
日時
- 2013年3月31日(20時頃)
- 月齢 -・-・-
- 栓抜時:潮位(-)方向(-)
- 当日潮位:満潮(-)干潮(-)
NOTE:
以前にジャドフェアで気に入ったワインのバックヴィンテージがあったので暫く前に買ったもの。
インポータは正規インポータではなくジャパンインポートシステムという会社です。
瓶を光にかざすとわずかに細かい澱がそこにあるだけでした。
グラスに注いだワインのエッジがわずかに熟成を年月を感じさせますが、中心はまだまだ濃い。
色と同じ印象でワインが濃い。もっとストラクチャーがしっかりしていると思ったのに閉じてうんともすんともいいません。タンニンがワインを支配していて奥行きはありません。状態はどうなんでしょう?少なくともピュア感は感じませんでした。(好きなタイプの作りではなかったというのも関係していると思いますが)
自分がこのワインに求めていた姿がそこにはなく、なかなかゆっくり飲める時間をとれなかったにしても*1ラベル半分下辺りを残してしまうという失態です...
同じロットのワインで熟成によって化けるのか?というと懐疑的に思います。ということで、そこそこ安かったのですが買い増しはパスしました。
ワインって難しいですね!
*1:3日間に分けて飲みました
子供が産まれて記念に飲んだワイン
子供が産まれてからまともにワインを飲んでいなくて約1ヶ月祝いで飲みました。
WINE
- ビンテージ:1997
- 生産者:ブリュノ・クレール
- 産地:サヴィニー・レ・ボーヌ
- 畑:ラ・ドミノード
日時
- 2011年6月3日(23時頃)
- 月齢 1.7・大潮・プラス周期
- 栓抜時:潮位(141)方向(マイナス)
- 当日潮位:満潮(195)干潮(17)
NOTE:
ついに我が家に子供がやってきました。産まれて家に来るまではなかなか実感がなかったのですが、毎日顔を合わせるようになってからは激動の毎日です。ご飯さえゆっくり食べれない。
今日は、産まれて1ヶ月間程度まともにワインが飲めていなかったのと、記念のワインを飲んでいなかったので、このワインをあけました。
グラスは手拭きの大型ブルゴーニュグラス。これに見合うワインは一定の質が求められます。ブリュノ・クレールのラ・ドミノードは樹齢も高く、先代のクレール・ダユから引き継がれた定評ある畑であり期待できるのと、ジャドのラ・ドミノードに好感を持っていたので、これなら今日の日に相応しいだろうとおもってあけました。
こんな小粒だけど素敵な人に育ってほしいなーと。 :)
さて、ワインですがコルクは1/3ほど湿っており密封性もまずまず。栓を抜いてワインでグラスを洗い準備OK!!。妻とノンアルコール飲料で乾杯。
香り
つぶしたジャミーなニュアンスに加えて適度な熟成香、そして少し鉄っぽい。
グラスが良い影響を与えてくれているのか、香りの立ち上がりがよくて、早起きして近くの緑がある場所まで行って深呼吸する時のように、体内にこのワインの雰囲気を吸い込めます。
もちろん、子供にもたっぷり吸わせておきましたよw
味
最初は酸がやや際立っていて状態は完璧とは思えなかったのですが、時間の経過ともに落ち着いてきました。97の良い所ですかね、いつでもこじんまりと華やか。舌にタンニンがひっかかる事はないものの、若い時はきっと濃かったんだろうなと感じるアタック。購入したのは最近でバックビンテージなのですが、澱があまりないんです。つまり、熟成の過程で大きな塊の澱にならず、輸送時にシャッフルされちゃってことかも。新ビンテージから手元で綺麗に熟成できたらもっと透明性の高いワインだったんだろうと思わざるをえません。
このワインをもっといい状態で飲めれば良かったのになぁ。
まとめ
- 薄旨系?なにそれ?というくらいのオーソドックス
- スペアリブのような肉(汁)系の料理に合わせて飲みたい食中ワイン
- 香りはいいけど味に落ち着きがない
- 状態完璧じゃないかも
- 飲み頃はまだ先
個人的にブルゴーニュ赤は15年前後が好みかと思っていたけど、モノによりけり。これくらい経つとボトルバリエーションに受ける影響が半端ないです。美味しいワインだったのですが、まだ本領を味わっていない気がしてならないので、機会を改めて別なロットを飲んでみたいと思いました。
追記
3時間くらいしてから本気を出すこのワイン...
74種類のブルゴーニュワインの試飲会 ルイ・ジャド・エキスポ2010に参加した
日本で唯一のルイ・ジャド正規インポータ主催*1のルイ・ジャドのワイン試飲会に参加しました。
ワインリスト
- 生産者
- LOUIS JADOT(ルイ・ジャド)
- ドメーヌもの
- ネゴシアンもの
- 提携(買収)もの
試飲提供されたブルゴーニュワイン74種類
- 凡例
- 太字:当日飲んだワイン
- 赤:当日とても印象に残って自分好みのワイン
- 緑:今飲んでおいしい
- 青:気に入った値段に対してお買い得
- ★:堅い(もしくは渋味やミネラルいっぱい)
- ▲:甘い(甘いと良いワインは等しいわけではない)
- 取り消し線:
温度が適温でなくてよい状態では飲めなかったワイン
- シャブリ
- ▲シャブリ・エリエ・ド・ラ・サブリエール 2008
- ▲シャブリ・フルショーム 2007
- マルサネ
- マルサネ・ルージュ 2007
- ジュヴレ・シャンベルタン
- ジュヴレ・シャンベルタン村名 2007
- シャペル・シャンベルタン 2006
- シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ 2006
- ジュブレ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック 2006
- モレ・サン・ドニ
モレ・サン・ドニ村名2006
- シャンボール・ミュジニー
- シャンボール・ミュジニー村名 2006
- ヴージョ
- クロ・ド・ヴージョ 2006
- ヴォーヌ・ロマネ
- ヴォーヌ・ロマネ村名 2007
- コート・ニュイ・ヴィラージュ
- コート・ニュイ・ヴィラージュ ルージュ・ル・ヴォークラン 2007
- コート・ニュイ・ヴィラージュ ブラン・ル・ヴォークラン 2006
- ペルナン・ヴェルジュレス
- ペルナン・ヴェルジュレス・クロ・ド・ラ・クロワ・ピエール 2007
- アロース・コルトン
- ★アロース・コルトン村名 2007
- コルトン・シャルルマーニュ 2006
- サヴィニー・レ・ボーヌ
- サヴィニー・レ・ボーヌ・ラ・ドミノード 2006
- ボーヌ
- ボーヌ・クロ・デ・ズルシュール 2006
- ボーヌ・レ・グレーヴ 2005
- ボーヌ・クロ・デ・クシュロー 2005
- ボーヌ・レ・トゥーロン 2005
- ボーヌ・ブレシュロット 2005
- ▲
ボーヌ・ブレッサンド2006
- コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ
- コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ 2007
- ポマール
- ★ポマール村名 2007
- ポマール・ラ・コマレンヌ 2007
- ヴィルネイ
- ▲ヴォルネイ・クロ・ド・バール 2005
- オークセイ・デュレス
- オークセイ・デュレス村名・ルージュ 2006
- オークセイ・デュレス村名・ブラン 2007
- ムルソー
- ムルソー村名 2007
- ピュリニー・モンラッシェ
- ピュリニー・モンラッシェ村名 2007
- ★ピュリニー・モンラッシェ・フォラティエール 2006
- ★ピュリニー・モンラッシェ・クロ・ド・ラ・ガレンヌ 2006
- シュヴァリエ・モンラッシェ・レ・ド・モワゼル 2006
- シャサーニュ・モンラッシェ
- シャサーニュ・モンラッシェ村名ブラン 2005
- ▲シャサーニュ・モンラッシェ村名ルージュ 2007
- ★シャサーニュ・モンラッシェ・モルジョ・クロ・シャペル・ブラン 2006
- サン・トーバン
- サン・トーバン村名 2006
- サントネー
- サントネー・クロ・ド・マルト・ルージュ 2005
- サントネー・クロ・ド・マルト・ブラン 2006
- メルキュレ
- メルキュレ村名ルージュ 2006
- ジブリー
- ジブリー村名ルージュ 2006
- プィィ・フュイッセ
- プィィ・フュイッセ村名 2008
- プィィ・フュイッセ・クロ・デ・ブルージュ 2006
- マコン
- マコン・ヴィラージュ・グランジュ・マニアン 2008
- サン・ヴェラン 2007
- プィィ・フュイッセ・フェレ
- プィィ・フュイッセ・フェレ村名 2008
- プィィ・フュイッセ・フェレ・ル・クロ 2008
- プィィ・フュイッセ・フェレ・レ・メネトリエール 2008
- ボジョレー
- 24種類(書く気力尽きました)
日時
- 2010年7月13日
- 品川プリンスホテルにて
NOTE:
長かった・・・
ワインリストを書くの疲れました。
当日は、ホテル地下の大きな会場で開催でした。開始時間ぴったりに着いたのですが、これでもかというくらい人でごった返していました。テイスティンググラスを1客とって後は自由。
大きく分けてワインは7つのブースに分かれていました。*2
ブース1
当然最初に向かったのは、ボーヌ白のブースです。オークセイ・デュレス白から始まりシャサーニュ白まで一通り試飲しました。びっくりしたのはムルソー。自分のイメージするムルソーとぴったりで、たぶんブラインドでも当たりました。こんなにボーヌの白があったのに私のセンサーはムルソーをジャストに感じる事ができたというはうれしい。逆を言うとジャドは村の特徴を表しているということなのでしょうか。
ピュリニーよりシャサーニュの方が美味しく感じました。2006のプルミエはまだまだ飲むのには早いなぁと・・・ シャサーニュのプルミエも同様です。
中でも良かったのがサン・トーバン。ちょっと格が落ちるのかなぁと予想していたのですが、見劣りすることもなくて美味しかったです。
そして、ボーヌ白を一通り飲んだ所で、限定時間提供のクロ・サン・ジャックを頂きました。透明感と奥行きがあって綺麗で美味しい。クレール・ダユから譲り受けた畑のひとつらしく、クロ・ド・ヴージョもそうみたい。クロ・サン・ジャックの方がクロ・ド・ヴージョより美味しかったです。
- クロ・サン・ジャック
- ヴォルネイ・クロ・ド・ラ・バール
- クロ・ド・ヴージョ
の順で飲んだのですが、全て格は同じレベルに感じました。クロ・サン・ジャックとクロ・ド・ヴージョは優しい味だったのですが、クロ・ド・ラ・バールは濃くてジャミーでした。クロ・ド・バールは格で落ちるかなと思っていたのですが、見劣りしませんでした。クロ・ド・ラ・バールいい感じです。
ブース2
次は2本シャブリ。
飲んだ時にミネラルを強く感じません。フルーティで甘く感じるのですが、酸の支えがあまりありませんでした。グラスワインで飲むのにはいいかもしれませんが、フルボトル1本飲むとするとちょっとだれそう。美味しいとは思うのですが好みかというと、そうではないかも。最後の方に飲んだACブルゴーニュブランの3本は同じタイプに感じました。
ボーヌの白とは明らかに作りが違います。
続いて同じブースのニュイの村名です。下記4本を飲むのにどの順番で飲んだら良いかを尋ねて試飲しました。力強い順だそうです。*3
- モレ・サン・ドニ
- ジュヴレ・シャンベルタン
- シャンボール・ミュジニー
- ヴォーヌ・ロマネ
この中では、ヴォーヌ・ロマネが飛び抜けて美味しかったです。モレ・サン・ドニは果実味が濃くて、クロ・サン・ジャックより濃く感じました。綺麗というのには程遠かったです。悪くはないのですが・・・
シャンボールはバランスがよいのですが、この4本とも温度が高くて良い状態で試飲できなかったが残念でした。きっと、本来ならもっと美味しいんでしょう。
このあたりで、人のピークがすごくて、限定試飲のコルトン・シャルルマーニュに50人〜100人くらいの数で並んでいたのでコルシャルはパスしました。グラン・クリュのパワーは恐るべし。同じ理由でクロ・ド・ベーズもパス。
今回のジャド試飲会の目的としては貴重なワインではなく、特徴の違いを体験したかったのが大きかったので。
ブース3
続いて、ボーヌの赤。
ここのブースは地味(ボーヌの赤に失礼w)だから人気があまりなかったです。
全部を試飲するのはきつかったので、ボーヌ村はいくつかパスしました。このボーヌブースの中に当日のベストワインがありました。それは「サヴィニー・レ・ボーヌ・ラ・ドミノード」びっくりしました。飛び抜けて美味しかったです。クロ・サン・ジャックとは違う方向ですがスケールは別にして同じレベルで美味しかったです。この内容でこの値段は安すぎです。
コルトンはちょっとタンニンが強くて今はまだきつかったです。この頃にはかなりアルコールが回っていて正常な判断やテイスティングができなくなっていました・・・
ポマール・ラ・コマレンヌも良かったです。
ブース4
テイスティングコーナーでは1本目が「ボジョレー」のワインだということだけはわかりましたが、惨敗です。2〜4本目もボジョレーだったのですが、それぞれ特徴があって美味しかったです。3本目だけは好みではなかったかも。
ブース5
最後にマコンブース。
温度があがってしまっていたワインがあったり、美味しく感じなかったワインもありました。マコンは好きなのに残念。特にプィイ・フュイッセ・フェレが残念な結果でした。酔いが回っていたのも重なったからかもしませんが・・・
全体的に思った事は、スタッフはワインを注ぐのに手を取られてしまい、まともに会話できるのは閑散としているブースのみ。「でも聞きたいのは今飲んでいるワインについてなんだよー」と・・・
大人数での試飲会ですからしょうがないことです。
そして無事、試飲終了。40種類飲みました。たくさん飲むつもりではなかったけど、ついつい色々なワインにつられて飲んでしまいますね。
生産者からのお話
質問タイム
なんてあったっけな??
よく覚えていない。個別質問だったかな?
まとめ
- 人多い
- 2時間の中とう制限の中で目玉ワインに釣られて10分〜20分ロスは辛い。
- ワイン
- 種類多い
- 素人には全部試飲できっこない
- アイテム数を減らしてもう少しゆったり試飲したらよかった
- 味
- ルイ・ジャドは作りによって様々
- 好みのワインを見つけるのは楽しい
- ルイ・ジャドは作りによって様々
- 状態
- 搬入は3日前にしたらしい
- 差し引いても状態が最上なワインとは言い難い
- 温度管理ができていなかったのが痛かった。
- ワインクラーだけでなくクーラーボックス用意したらよかったのに
- 搬入は3日前にしたらしい
- 値段
- 試飲会費としては安い!!
- ワインは比較的高い。実売はもっと安いと思うけど。
- 会場
- キャパに対して人が多いので狭く感じた
- 気のいいマダムとしゃべった
- 唯一5分ほど並んだシュバリエの列で白ワインの話しが弾む!!
タイトな時間の中での試飲会でしたが貴重な体験ができました。
日本リカーさんありがとうございました。
12年熟成シモン・ビーズのブルジョとシャトー・フィッセのコレクション・プリヴェ99
シモン・ビーズのマグナム赤とシャトー・フュイッセを空けましたよ。
写真は撮り忘れました。
WINE:
【1本目】
- ビンテージ:1997
- 生産者:シモン・ビーズ
- 産地:サヴィニー・レ・ボーヌ
- 畑:ブルジョ(複数畑の混合)
【2本目】
- ビンテージ:1999
- 生産者:シャトー・フィッセ
- 産地:マコン
- 畑:ブルジョ・コンベット・ル・クロの混合
日時
- 2009年12月29日(17時頃)
NOTE:
平野弥で購入した2本。
97のブルジョはマグナムなのでなかなか空けられないから、ここぞとばかりに会社の納会に持っていって開栓しました。
会社ではワインマニア扱いされているので下手なワインは持っていけません・・・
良いの状態であける為にブルジョは3日前に持ち込み澱を沈めました。*1
2つのワインは会が始まるとともにあけたのですが、ブルジョはよい香りが込上げてきて安心しました。きれいに熟成したブルゴーニュで美味しかったです。欲を言えば、香りに対して中身が追いついていない。液体にひっかかりは全くなく滑らか。やや酸味が強いが果実味・タンニン・酸のバランスが良いので美味しく感じる。ダシ系のニュアンスがあったが、反面青っぽさも少しあったのかな?(記憶がもう・・・)
マグナムにも関わらず、減るスピードは圧倒的にこちらが早かったです。数日前のできごとを今書いているので、記憶が定かじゃないのですが最近飲んだブルゴーニュの中で一番旨かったです。セラーにはまだ3本マグナムブルジョが残っている!!これはうれしい悲鳴だ。96のビンテージは飲んでいないのでどうかわからないのですが、あと5年は待ってもいいかなーと思いました。
それに対して、99のコレクション・プリヴェ。こちらは開栓した直後から香りがたたない。
閉じている状態なのか、以前に飲んだ時に感じた感動がない。飲んでみてもちょっと薄っぺらく余韻も短い。完璧に空け時をミスってしまいました。
もったいない・・・
家やワイン会で飲めばじっくりと状態変化を楽しめたのですが、納会ですからあっという間に無くなってしまうんですよね。マグナムだから余ると予想して持って帰る事も予想していたのにw
mlあたりの購入したお値段で言えば4倍の差があります。内容で言えばイーブンのインパクトでした。それだけブルジョががんばっていたという事です。
シモン・ビーズは長熟で寝かしてからが凄いと聞いていましたが、これに納得しいました。1年前にヴェルジュレス2003のハーフを飲んでいますが、正直このブルジョの方が美味しく感じました。熟成の力はすごいなぁ。セルパンティエールの2003がまだセラーにあるのでこれを飲むのはあと10年くらい先だな。その時まで最高の状態を保つ方が困難だったりするのですが・・・
なにはともあれ、楽しい時を美味しいワインで過ごす事ができました。
*1:会社での温度管理の関係で3日前にしました。